第176回 花月俳句勉強会

 

  

 

   退院の祝いに買うや夏帽子        花月

 

   武蔵野をわがまほろばに木々芽吹く    美恵子  

 

   日毎開く楓に花の散りかかる       千秋

 

   新緑の天から伸びる蜘蛛の糸       ムサシ

 

        吐く息が見えし晩冬ゴミ捨て場      KAKO

 

        笑い泣き集めし若葉華燭の典       JUN

 

   春風の去りて汗ばむ日々となり      ウエンツ

 

   病い得て空の青さが眼に沁みぬ      花月

 

   手弁当好物あとに残し春         KAKO

 

   葉桜の芯ゆらす風ずる休み        JUN

 

   母の日に贈るは我の心の灯        ムサシ

 

   ガクアジサイ花の終われば伐られけり   千秋

 

   暫くはものも言わずに食う西瓜      花月

 

   考えること多かりし春の昼        ムサシ

 

   お花見や悲喜こもごもで乾杯す      KAKO

 

   明日は立夏乾杯はジンジャーエール    JUN

 

   遠き友紫陽花見つつ長電話        花月 

 

   

 

        第176回 花月俳句勉強会 ここに盛会に終了しました

   皆様のご協力に 感謝いたします。

 

   (PS) 第177回は 6月5日でございます。

    皆様のおいでをお待ちしております。ハイチャ