先月に引き続き、「れんげ荘物語」シリーズ。
シリーズの中で文庫本が出版されている四作品を。
主人公の女性・キョウコさんが会社の仕事・人間関係や同居する母親との関係に疲れて、
「月10万円で、心穏やかに楽しく暮らそう! 」とお金を貯めて退職し、
一ヶ月10万円の予算で1人暮らしを始める物語。
「真面目にのんびりする」のが難しいとキョウコさんは思っています。
私も!定年後の心配はそこ!
一流企業のバリキャリだったキョウコさんと極小会社の事務職の私、
比べること自体厚かましいですが、私だって何十年も毎日ずっと働いてたから、
何も予定のない日がずっっっと続くって・・・嬉しいのは何日ぐらいまでだろうかw
まぁいいわ、来年までに、いえ、辞めてから心配しよ。
ところで、このシリーズ、ネコへの愛がテーマになりつつ・・・気のせいかな?
それと、第163回 芥川賞受賞作「首里の馬」
この作品・・・日常を描いているには設定が奇妙だし突飛な出来事が起こりすぎ、
ファンタジーとして読むには現実的な描写が邪魔をする・・・
何が起こっても淡々と行動する主人公、最後まで全く共感できなかったわ。
でも芥川賞を受賞されているのできっと素晴らしい作品のはず。
相性ってあると思う、私には合わなかった。
私、読んだ本は「お気に入り」「また読む」「もう読まない」の三つに分類。
れんげ荘シリーズは「また読むコーナー」に、首里の馬は・・・?