真央ちゃんが引退を発表してから、すごく落ち込んで寝られなかったと、羽生くん。
これまでも、そしてこれからもずっと憧れの存在で、挑戦のシンボルの真央ちゃんが自分のジャンプの中にいると。
すごい讃辞でした。
今シーズンの羽生くんのテーマの一つにあった「レガシー」にはまるおことば。
真央ちゃんから挑戦の志を受け継いだよ、ということですね。
このお二人が凄く似ているなあと思ったことを少し。
1つには、視線。
特にインタビューの受け答えをしている時の眼ですが、絶対にブレない視線。一点の曇りもない眼。相手に対してまっすぐ開かれ、崇高なものに向かってまっすぐ向かっている、というか、そういう気高さ。
2つ目は、演技。
真央ちゃんの演技は、特にバンクーバー以降は、観ているだけで涙がポロポロ出てくるので、なんでこんなに涙が出るんだろうって、不思議でならなかった。
お母さまからその人の生き方が滑りに出るのだと教えられた、ということを聞いて、なるほどなあと思ったものでした。
真凛ちゃんが、真央ちゃんのように憧れられるような存在になりたいって、称賛のことば聞いたら本人も嬉しいと思うけれど、真凛ちゃん自身のためには、そのことばはむしろないほうがいいね。
真央ちゃんは憧れてもらえる存在になりたいと思ったことは一度もないと思うの。だからこそ感動させる演技を見せてくれたと思うの。
人からどう見られたいかではなく、自分がどうしたいか、何をしてあげられるか、が大事だからネ![]()
フィギュアに限らず、社会生活すべてに通じることだから。
そして、羽生くん。
先に横道に逸れますが、奈々美先生のもとで頑張っていた時。
震災があった年、2011年グランプリロシアでのショートプログラム。スクリャーピンの「エチュード・悲愴」。
このシーズンの「旧ロミジジュリ」が今でも大好きなのですけれど、近年の羽生くんの演技に感じるものの原泉は、この「悲愴」にあるのではないかと、この演技を振り返るたびに、思って観ています。
まだ粗削りだけれど、羽生くんの持っているバレエ的素質。そして、羽生くんは、別に、悲嘆にくれるようなしぐさや表情は一つも表現しないんですよ。それなのにこの曲の中でひたすら演じる羽生くんの動きそのもの、全体から伝わってくるものが、「悲しみや痛み」これが実に不思議なくらい。心に伝わってくるんです。
羽生くんの演技については、手塚治虫さんの一連の作品にある一貫したテーマに通じるものがあって、そのことを書きたくて昨年末から記事ネタをとってあるのに、まだ記事にできずじまいなのですが。![]()
命のはかなさ。抗(あらが)おうとも抗えない、運命の波。そして哀愁。「悲愴」にはそれを感じました。のびやかでありながら、がむしゃらな、だからこそ伝わってくる、青年のひたむきではかない、蒼い思い。観た者に与えられるのは、寂寞とした思い。
・・・「旧ロミジュリ」もそうですが、これを観て以来、羽生くんには、演技以上に伝わってくるものの強さを、感じるようになりました。
ソチオリンピック以降の「バライチ」にしろ「レクイエム」や「SEIMEI」にしろ、今回の「ホプレガ」にしろ、この頃の演技に籠められたものがベースになっているように思えてなりません。
で、肝心の真央ちゃんとの共通点ですが、まずは美しい演技。そして、その美しい演技以上に、伝わってくるプラスアルファが、とてもとても大きいことです。
二人以外に、素晴らしいスケーターはいっぱいいらっしゃいます。
真央ちゃんと比較されたキム・ヨナさんだって、たとえばジャンプの切れは美しい。デビューの頃は表現力にゾクっとするものを感じたほど。鈴木アッコちゃんの緩急のつけ方や上体の使い方の素晴らしさには、女性の中では誰よりも目が行きます。荒川シー様のクールビューティな上品なおしゃれ感。ミキティのエキゾチック感。メドベちゃんの切れ味、天使のような軽やかさ。
それと、なんといってもコストナーさん。この方の、天女の羽衣そのもののような演技は、観ている自分がとろけて液体になりそうになるほどで、大好き。
ショーマくんは上体の使い方が天才的で、大ちゃんを彷彿とさせ、魂の演技をしているし、カワイイし、パトリック様のバターナイフのような滑りはため息が出るほど。
それと、やはりジェイソンくん、ですね。この方が表わす世界観には幅もあるし、私の大好きな透明感が伝わってくる、とても大好きな選手です。
ハビ兄ちゃんの人間味豊かな柔軟な表現力、ステファン様のあの芸術の世界といい・・プル様の圧倒的な空気圧といい・・
演技はまさに人なり。その人の心。みんな、素晴らしいし、みんな、心が美しい人たちだなと。
これだけ凄い人たちがひしめき合っていながら、それでもなぜ私は断然、羽生くんや真央ちゃんなんだろう?と考える。。
そうするともう、表現云々を超えたものになるわけ。もう、本人の意識を超えたもの。それがまちがいなく演技を通して、観る側の心を揺さぶってくるんだと。
では、それは何だろう?
・・・私は、たましいだと思っている。本人の意識の奥にあって、本人を丸ごと包んでいるもの。
もっと突っ込んで言うなら、この世に生まれてからの、或いはもうずっと前の世からの、記憶の底に刻まれてきた経験の深さ。
まっすぐな視線のその先にある気高さの分だけ、刻まれた記憶は深く大きく、より浄らかなものとなったのだと思う。
観る側のボロボロ流れる涙をもって、その人の或いは私の、心を洗っているかのよう。
これって、浄化作用でしょう?
このお二人は、人を浄化するほどの魂を持った方々なのではないかと、思えてなりません。
(まだまだ共通点は他にあるんですけど、・・孤高なまでの忍耐と挑戦の姿とか、いろいろあるのですが
とりあえずここまでにしておきます・・追記4/20)
昨年のNHK杯スペシャルエキシビションとか、事前にそれぞれに被災地を訪問した時の映像を見て、この2人って近いんだなあと思いました。なんとなくです。
真央ちゃんの引退発表を聞いて、寝れないほど落ち込んだのを聞いて、羽生くんも、真央ちゃんに何か近いものを感じていたんじゃないのかな、と思いました。
そして、純粋に、真央ちゃんのことを心の中に大切に思ってくれているんだなあということを、今回は知った思いがして、ものすご~く嬉しかったです。![]()
将来は、どこかで一緒に、何か活動をするんじゃないかなあ。一緒ではなくて、互いに離れているところでするかもしれない。他の方々も巻き込んで、多くの人たちのために、力になることを、何かしていくのではないかと、このお二人に今からわくわくしています。
ぼやぼやしていたら、国別のショートの日になっちゃいました![]()
歩いて行けるところなので、気楽に行けると思って、羽生くんの出場を確認してからチケットを頑張って取ろうとしたら、羽生くんの出るものはどれも、すでにアウトでした
。私のことを羽生くんのファンだと知っている面々からは、ドンくさ~
とナグサメを頂きました。
念願の、ノーミス・プリンス、実現するといいですね。![]()
TV観戦できるかどうかわからないですけど、心の中ではみんなと一緒に、羽生くんのロックショーを盛り上げますからね~。
そして「ホプレガ」の世界に羽生くんがまた溶け込んで、ライバルもみな巻き込んで、みんなで羽生くんへの感動を共有することができますよう。![]()
![]()









