真央ちゃんが引退を発表してから、すごく落ち込んで寝られなかったと、羽生くん。

これまでも、そしてこれからもずっと憧れの存在で、挑戦のシンボルの真央ちゃんが自分のジャンプの中にいると。

 

すごい讃辞でした。

 

今シーズンの羽生くんのテーマの一つにあった「レガシー」にはまるおことば。

真央ちゃんから挑戦の志を受け継いだよ、ということですね。

 

 

ブルースターこのお二人が凄く似ているなあと思ったことを少し。

 

 

1つには、視線。

特にインタビューの受け答えをしている時の眼ですが、絶対にブレない視線。一点の曇りもない眼。相手に対してまっすぐ開かれ、崇高なものに向かってまっすぐ向かっている、というか、そういう気高さ。

 

 

2つ目は、演技。

 

真央ちゃんの演技は、特にバンクーバー以降は、観ているだけで涙がポロポロ出てくるので、なんでこんなに涙が出るんだろうって、不思議でならなかった。

お母さまからその人の生き方が滑りに出るのだと教えられた、ということを聞いて、なるほどなあと思ったものでした。

 

真凛ちゃんが、真央ちゃんのように憧れられるような存在になりたいって、称賛のことば聞いたら本人も嬉しいと思うけれど、真凛ちゃん自身のためには、そのことばはむしろないほうがいいね。

真央ちゃんは憧れてもらえる存在になりたいと思ったことは一度もないと思うの。だからこそ感動させる演技を見せてくれたと思うの。

人からどう見られたいかではなく、自分がどうしたいか、何をしてあげられるか、が大事だからネりぼん

フィギュアに限らず、社会生活すべてに通じることだから。

 

 

そして、羽生くん。

 

先に横道に逸れますが、奈々美先生のもとで頑張っていた時。

震災があった年、2011年グランプリロシアでのショートプログラム。スクリャーピンの「エチュード・悲愴」。

 

このシーズンの「旧ロミジジュリ」が今でも大好きなのですけれど、近年の羽生くんの演技に感じるものの原泉は、この「悲愴」にあるのではないかと、この演技を振り返るたびに、思って観ています。

 

まだ粗削りだけれど、羽生くんの持っているバレエ的素質。そして、羽生くんは、別に、悲嘆にくれるようなしぐさや表情は一つも表現しないんですよ。それなのにこの曲の中でひたすら演じる羽生くんの動きそのもの、全体から伝わってくるものが、「悲しみや痛み」これが実に不思議なくらい。心に伝わってくるんです。

 

 

 

羽生くんの演技については、手塚治虫さんの一連の作品にある一貫したテーマに通じるものがあって、そのことを書きたくて昨年末から記事ネタをとってあるのに、まだ記事にできずじまいなのですが。汗

 

命のはかなさ。抗(あらが)おうとも抗えない、運命の波。そして哀愁。「悲愴」にはそれを感じました。のびやかでありながら、がむしゃらな、だからこそ伝わってくる、青年のひたむきではかない、蒼い思い。観た者に与えられるのは、寂寞とした思い。

・・・「旧ロミジュリ」もそうですが、これを観て以来、羽生くんには、演技以上に伝わってくるものの強さを、感じるようになりました。

 

ソチオリンピック以降の「バライチ」にしろ「レクイエム」や「SEIMEI」にしろ、今回の「ホプレガ」にしろ、この頃の演技に籠められたものがベースになっているように思えてなりません。

 

 

で、肝心の真央ちゃんとの共通点ですが、まずは美しい演技。そして、その美しい演技以上に、伝わってくるプラスアルファが、とてもとても大きいことです。

 

二人以外に、素晴らしいスケーターはいっぱいいらっしゃいます。

真央ちゃんと比較されたキム・ヨナさんだって、たとえばジャンプの切れは美しい。デビューの頃は表現力にゾクっとするものを感じたほど。鈴木アッコちゃんの緩急のつけ方や上体の使い方の素晴らしさには、女性の中では誰よりも目が行きます。荒川シー様のクールビューティな上品なおしゃれ感。ミキティのエキゾチック感。メドベちゃんの切れ味、天使のような軽やかさ。

それと、なんといってもコストナーさん。この方の、天女の羽衣そのもののような演技は、観ている自分がとろけて液体になりそうになるほどで、大好き。

 

ショーマくんは上体の使い方が天才的で、大ちゃんを彷彿とさせ、魂の演技をしているし、カワイイし、パトリック様のバターナイフのような滑りはため息が出るほど。

それと、やはりジェイソンくん、ですね。この方が表わす世界観には幅もあるし、私の大好きな透明感が伝わってくる、とても大好きな選手です。

ハビ兄ちゃんの人間味豊かな柔軟な表現力、ステファン様のあの芸術の世界といい・・プル様の圧倒的な空気圧といい・・

 

演技はまさに人なり。その人の心。みんな、素晴らしいし、みんな、心が美しい人たちだなと。

これだけ凄い人たちがひしめき合っていながら、それでもなぜ私は断然、羽生くんや真央ちゃんなんだろう?と考える。。

 

そうするともう、表現云々を超えたものになるわけ。もう、本人の意識を超えたもの。それがまちがいなく演技を通して、観る側の心を揺さぶってくるんだと。

 

では、それは何だろう?

・・・私は、たましいだと思っている。本人の意識の奥にあって、本人を丸ごと包んでいるもの。

もっと突っ込んで言うなら、この世に生まれてからの、或いはもうずっと前の世からの、記憶の底に刻まれてきた経験の深さ。

 

まっすぐな視線のその先にある気高さの分だけ、刻まれた記憶は深く大きく、より浄らかなものとなったのだと思う。

 

観る側のボロボロ流れる涙をもって、その人の或いは私の、心を洗っているかのよう。

これって、浄化作用でしょう?

このお二人は、人を浄化するほどの魂を持った方々なのではないかと、思えてなりません。

 

(まだまだ共通点は他にあるんですけど、・・孤高なまでの忍耐と挑戦の姿とか、いろいろあるのですがふきだしとりあえずここまでにしておきます・・追記4/20)

 

 

昨年のNHK杯スペシャルエキシビションとか、事前にそれぞれに被災地を訪問した時の映像を見て、この2人って近いんだなあと思いました。なんとなくです。

真央ちゃんの引退発表を聞いて、寝れないほど落ち込んだのを聞いて、羽生くんも、真央ちゃんに何か近いものを感じていたんじゃないのかな、と思いました。

そして、純粋に、真央ちゃんのことを心の中に大切に思ってくれているんだなあということを、今回は知った思いがして、ものすご~く嬉しかったです。ハート1

 

将来は、どこかで一緒に、何か活動をするんじゃないかなあ。一緒ではなくて、互いに離れているところでするかもしれない。他の方々も巻き込んで、多くの人たちのために、力になることを、何かしていくのではないかと、このお二人に今からわくわくしています。

 

 

ぼやぼやしていたら、国別のショートの日になっちゃいました汗

歩いて行けるところなので、気楽に行けると思って、羽生くんの出場を確認してからチケットを頑張って取ろうとしたら、羽生くんの出るものはどれも、すでにアウトでした泣。私のことを羽生くんのファンだと知っている面々からは、ドンくさ~ぶっとナグサメを頂きました。

 

念願の、ノーミス・プリンス、実現するといいですね。キラリ

TV観戦できるかどうかわからないですけど、心の中ではみんなと一緒に、羽生くんのロックショーを盛り上げますからね~。

そして「ホプレガ」の世界に羽生くんがまた溶け込んで、ライバルもみな巻き込んで、みんなで羽生くんへの感動を共有することができますよう。キラリねこ

 

 

 


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とてもとても・遅くなりましたが・・・・遅ればせながら

 

羽生くん、優勝おめでとうございますキラリまじかるクラウンキラリ

ついにタイトルを奪還したね。・・・・(´;ω;`)

まだ余韻に浸ってます。。

 

リアルタイムで観れなかったけど、帰宅後、真っ先に羽生くんの演技のところを観ましたよハート

凄い演技。点数以上に、観る者を魅了し、世界中を震えさせたね。

皆が恐れをなす難しいプログラム。簡単そうに見せる技術。優雅な滑り。そして何より、羽生くんだからこそ伝わってくる世界。kirakira

 

ピアノが鳴りだすと、羽生くんに小鳥のように寄ってくる希望。

ヴァイオリンの音色のように、連綿と続く大地。

すべてを抱いて流れていく風と水の勢い。

つながれていくすべての命。人々の想い。

・・・なんてせつなく、なんて壮大な、羽生くんのこころの世界であることか・・

 

そして、そこには「SEIMEI」の息吹きもあり、一緒に輝いていくようにも感じました。kirakira

 

 

 

昨シーズン、「SEIMEI」はあの魔物に引っ掛かった。

「神様が与えてくれた試練」と羽生くんは言って、練習を見直し、自分の持し方を学び、魔物を手なずけ、そしてついに制圧の時が来た。

 

と思ったら、新たな魔物が。トップに10点以上の差で5位。調子が良いのに結果が付いてこないという、魔物。

こういう時、どこに声を出せばダイレクトに羽生くんに届くんだろう?把握しておくんだった。Twitter?ちょっとわからなかった。外出しなければならないので、出先で祈るしかなくて。

 

 

羽生結弦選手は多くの人に元気になってもらおうと、自分の身を削って頑張る人です。この青年をどうぞ後押ししてください。彼が落ち着きを取り戻し、本来の力を発揮することができますよう。優勝するに相応しい選手に、相応しい結果が得られますよう。どうぞ彼が自信を持てるよう、心落ち着く世界まで導いてあげて下さい。

 

夜7時ころ。羽生くんの演技が始まる1時間くらい前だった。すごい、真剣。羽生くんは他人なのに、まるで自分が羽生くんになったかのように。あっ!

 

「碧湖」の絵に感じた、静かな世界。

羽生くんが、いったん深いところに入ることができれば、ぜったい大丈夫だと思えて。羽生くんになったつもりで、自分の心をとにかく下へ下へ・・・と下ろして行きました。kirakira

 

やっぱりつぶやきサイトで声を出せばよかったかな。私が呟いても本人には届かないだろうというあきらめがあって、しなかったもんなあ。。ちょっとした悔いがあった分、祈りに力が入ったかも。私にできるのはもうこれしかなくて。

 

「お願いも大事だけど、やるのは自分」。羽生くんの言う通りなんだよね。スケートの試合は、私ではなく羽生くんがするもの。そして本人が祈ろうと、私やファンが祈ろうと、神様が聞いてて下さったって、やるのは羽生くん自身。なんてことも思ったりしながら。

 

そうして、羽生くんは、やったね。ことばの通り。ショートを襲った魔物をみごとに鎮圧した。キラリ

 

大勢の方の声援が届いて、羽生くんは後押しされたみたいですね。みんなに支えられて、力を出し切ることができたって、ファンに凄く感謝していましたね。桜蕾

 

 

 

風や川の中にドプンと入っているような感覚、何か、自然の中に入り込んでいるような感覚って言っていた。

(え?私の祈りが通じた??目 と、「ドブン」というのを聞いて、一瞬思いました。でもそこまでの力が私にあるとは思えないので、全然違うのでしょうが、応援するみんなの力の一部くらいにはなれたのかな?・・5/7修正汗)

 

毎日新聞だったかな、羽生くんが演じていくうちに「無」になっていった、と書いていた。こんなふうに見てくれる人がいるんだなあと思って。ちょっと嬉しかった。キラリ

 

昨シーズン、私が「SEIMEI」に感じるテーマは、「無」とか「無我」だった。

 

「SEIMEI」がもっとも美しく、もっとも強いのは、晴明というキャラクターであれ生命のエネルギーであれ、演じる羽生くんが「無我」を得たときだと思って観ていました。

 

安倍晴明のこととして見るならば、振付のシェイリーンさんも、「セイメイは武器で戦うのではなく精神で闘うのよ」と言っていた、その精神の、もっともスキがなく最強のものであるものは、「無(我)」・・・

そして生命として見るならば、「無(我)」を得る中から、大自然に心が溶け込むことで、生命のエネルギーを表わす凄い演技になるだろう、と思いました。


「無我」を得るなんて、よほどじゃないとできないこと。勝ちたいという闘争心の対極にあるものだから。

演技の競い合いで本当の勝利をつかめるのは、勝ちたい欲が削ぎ落された「無我」の心根を得たとき。

 

矛盾しているような話ですけど、羽生くんはそれを体現できる人だと思えるんです。

 

初めは「勝ちたい、勝ちたい」で勝利には貪欲に、戦略を磨いて、心技体のレベルをさらに積み上げて、自分自身を究め、究めつくして行く。そうして完璧をものにし、理想をものとしたとき・・・

その先に見える景色。これが本人の持っている精神性の資質で決まってくるのではないのかな。

 

勝利に向かって走っている途中のどこかで、或いは最後に、・・・・ふと、「勝ちたい」縛りから解き放たれる。

 

その時彼は、演技の中で自然界の中に同化する風景を、またしても見るのではないでしょうか。

「勝ちたい」思いを通り超えた、無心の羽生くんが、プログラムのテーマそのものと化して。

 

(私の勝手なイメージとしての)「SEIMEI」を体現する境地。羽生くんはそこに到達する資質を具えているように思えてなりません。

 

今回のヘルシンキでのフリーでは、その片鱗を見せてくれたように思います。futaba

羽生くんがこの先、どんな境地をつかんで行って、どんな世界を私たちに提供して行ってくれるのか。

とても楽しみにしています。

 

 

キラリとにかくとにかく、羽生くん、世界タイトル奪還、おめでとう。キラリねこキラリ

 

 

 

 

 


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羽生くんのおめでとう記事をやっと上げられる思って書いていたら、今朝、突然飛び込んできたニュースに、ショックを受けました。真央ちゃん、引退するってふきだし・°・(ノД`)・°・

羽生くんのはあとにしますふきだし

 

真央ちゃんがシニア・デビューをした時の衝撃は忘れられません。妖精を見ているようでした。あまりに軽やかで、氷の上にふわふわ浮いているようだったので。それまでの日本女子も、もちろん素晴らしい選手がいっぱいだったんですけど、何かが違うな、なぜなんだろうと思って観ていました。(どこか羽生くんと似ているものがあるような・・)。キラリ

 

トリプルアクセルでフィギュア界を沸かせ、世界の頂点をキム・ヨナさんと競っていくようになってから、いろいろ試練に遭って。

私は採点方式に疑問を持つようになりました。5~6点しかない基礎点のジャンプに、なんでGOEがプラス3にまでなるんだろう?3Lzより3Aのほうがあきらかに難しいではないか。その3Aを着氷しても、3Lzの技術点が上に来るような、3回転周辺の単独ジャンプとGOEの点数設定はおかしい、とよく思ったものです。

 

それを陰謀論のように書き込みがされているのもいくつか見てきました。初めは共感を覚えながらも、ファンのあり方としてどうなのかなと、考えるようにもなった。感情を持つのは自然なことだけれど、かりに陰謀があったとしても、それは私たちの頭の中から捨て置くことだと思いました。

不条理は世の常なんだ。・・・ルールを考えるほうも大変だと思うので、その辺の大変さをわかってあげようよ、というような気持ちに変わりました。(陰謀というのは聞こえが悪いので、不正採点と書くべきでした汗4/12追記)

 

選手本人はルールに忠実に従っている。(不条理と思えるような)条件の悪いルールでも、けっしてあきらめることなく頑張っている。それならファンも、ルールを信じてあげること。それは結局、選手を信じていることにもなるのだと思いました。

 

そして、どんな厳しい状況でも前を向いて、折れそうな自分と闘う真央ちゃんの姿に、私は感動していました。キラリ

 

  ソチの時はもう、嗚咽(おえつ)・・・・キラリ(´;ω;`)キラリ

 

真央ちゃんは結果が悪い時でも、決して弁解をしなかった。羽生くんが以前、ケガをしても言い訳をしない選手として真央ちゃんの名前を挙げて、尊敬していることを語っていました。

 

羽生くんも、信成さん(今朝、ボロ泣きしてましたね・・・)も、他の選手もみんな、真央ちゃんが何と闘っていたかをよく分かっている。あらゆる人が尊敬し愛する浅田真央選手だったと思います。

 

私は、選手としてまた試合で輝いて、羽生くんとクルクルやってくれるのを凄く楽しみにしていたけれど、叶わない夢となってしまった。とても残念ですけど、またステキなお姿が見られるのを待っています。キラリ

 

  よかったですよね~ 2人のクルクルりぼん

 

 

桜蕾羽生くんのコメントがウェブサイトに来ていましたね 。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。+゚

 

「トリプルアクセルも、複雑なステップも、伸びやかなスケーティングも、浅田選手にしかできない演技を、どんな状況でも、どんなときでも挑戦する姿を見てこられて幸せでした。フィギュアスケートが大好きな浅田選手のスケートが大好きです。これからもずっと私の憧れの人です。たくさんの夢をありがとうございました。また会えることを楽しみにしています。本当に、お疲れ様でした」

 

 

真央ちゃん、お疲れ様でした。

腰や膝が心配です。お体、大切になさってください。あまり太らないように気をつけてね (‐^▽^‐)あっ!

そしてこの先も幸せな人生を、どうぞ歩んで行ってくださいね。

 

サクラ草サクラ草今までほんとに、感動をありがとう。サクラ草サクラ草

 

 


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今頃になって思いついた

 

フィンランドの景色に羽生くんの「ホプレガ」の色を重ねた感じ。

 

凄く身近な場所にあった、東山魁夷(かい)氏の「碧湖(へきこ)」のリトグラフ。

フリーの前に貼っておこう~ 

これを見ていると気持ちが落ち着きそうなので、自分のために。(▰˘◡˘▰)

 

 

今回の羽生くん、現地入りした時のお顔が明るくて、落ち着いていて、いい感じ。

これまでより完成度の高い演技が見られるんじゃないかなはーと

でも直前練習でなぜか4回転ループ(4Lo)に苦戦しているってあった。

 

氷の質が柔らかめだと、ループにはどうなんだろう。あと、ループとサルコウとの組み合わせ方にも何かあるのかもしれない。羽生くんの場合、他の人より難しい入り方からの4回転のジャンプなので、リスクがとても大きいことをしている。失敗して当たり前の難しさ。そこを覚悟の上で、挑戦している気がする。

成功したら、それこそクレイジーなことなのよね。

(※ショート、5位発進。でもプロトコルを見ると、ミスジャンプ以外の一つ一つのエレメンツに凄い加点が付いているので、フリーではその力を信じて。できるはず。 ・・3/31記)

 

 

 

 

 

緑の森と碧い湖

 

このあおとみどりと透明な感じが、「hope & Legacy 」の曲にはよく似合っている。

 

この曲、表現が難しいと初めは思った。

初めはこの曲で何を表そうとしているのか分からなかった。木とか水とかいったって、木は止まっているものだし、・・・氷の上を滑ることは「流れ」なのだから、その流れの中にどう表現していけるんだろう、と思った。(でも、流れの中で「木」のところはちゃんとあった・・!)

 

今は違うよ。芸術性の高い、深いテーマを感じるプログラム。

希望とか、分かち合いつないでいくものとか。負けそうな自分の殻を捨てて、前に進んで行く羽生くんの人生。

大地を流れる川や木にそよぐ風のように、人生の流れを舞って、観る者すべてを包もうとする羽生くん。もう、そのことだけで、立派な芸術だと思う。

 

このプログラムは、初めの私がそうだったように、何を表現しようとしているのかわからない、という声が色々出たかもしれないね。

でも、そうして何回か観ているうちに、羽生くんの美しい演技に羽生くんの生きる姿を感じ、その演技の意味をつかんで、感動する人が次々と出てくるような気がする。

 

そうして最終的には、その曲が羽生くんの演技を助けるような気がする。

羽生くん自身が、この曲の持つ穏やかで壮大な世界、流れの中から湧き上がる思いに身を委ね、全身全霊で演じて行けるような、そんな気がする曲だから。

 

「Hope & Legacy」のテーマの色のような、このあおとみどりと透明な世界。

穏やかな落ち着きをもたらしてくれる。これを見ていると、こころの深いところで、「大丈夫」って思えてくるので、不思議。(自己暗示ですけど。)

 

羽生くんが今回、フリーで完全なものにできるかどうか分からないけれど、できることなら、その世界が、完成された形ですべての観戦者の心に伝わるといいな。キラリねこ

 

 

 

 

 


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ブルースター1年前のこの時期の羽生結弦くんが闘っていたものが、私たちほとんどの人間が知らないものだったこと、やっぱり思い出してしまいます。

 

優勝は間違いないと誰もが思っていた、昨年のボストンでの世界選手権。2位という結果は、羽生くんにとっては負けでしかなかった。それくらい勝ちたかったもの。

 

ノンフィクションライターの宇都宮直子さんの羽生選手に関する記事ふたつ。「文芸春秋・オール読物7」の中の「羽生結弦の扉ーボストン世界選手権秘話ー」と「SPUR2016年8月号」の中の「スケートは人生だ!ーボストン。魔の一日を振り返る」に、書かれていた中から、特にここに載せておきたい部分を抽出しました。

状況の説明が前後している箇所もあるので、” ”で囲って拾い上げた部分(水色の部分)を、時間の経過に合わせて並べてみました。混ぜこぜ状態ですが。

 

あの、衝撃のフリー。羽生くんほどの技術と精神力、そして高い修正能力を持つ人が、フリーで崩れた理由を、欲張りすぎた、完璧を求めすぎた、緊張していた、と試合後の会見でメンタルのことばかり言うので、これは何かあるなと思った。そうしたら、4月5日に発表されて。

宇都宮さんの記事には、こうありました。

 

”(試合の)後になって、「左足靭帯損傷により、二か月の加療安静が必要」と発表されたが、世界選手権の頃には隠されていた。” 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

”羽生の足は、世界選手権で突発的に痛めたものではない。15~16シーズンの比較的早い時期だった。それでも、彼は二度、世界記録を更新したし、コンディションが悪い時期にも前向きな姿勢を崩さなかった。"  

 

グランプリファイナルで330点を叩き出した時、思わず泣いた理由を聞かれて「ホッとした」と答えていました。足の痛みが悪化していて無事に演技ができるか不安だった。結果を見て、不安と緊張の苦しさから解き放たれた涙だったのだと、後から思いました。

 

"羽生の足は今年(2016年)に入ってから、ますます悪くなった。とくに1月は痛みがひどく、世界選手権出場も危ぶまれたくらいだった。"

 

この昨年の1月は、岩手でのNHK杯スペシャルエキシビションや大阪でのニューイヤー・オン・アイスという、震災復興のためのアイスショーに、出てたんですよね。(;_;)

「蒼い炎Ⅱ」にも、この頃の足の状態がかなり悪かったことが書かれていましたね。その前年(2015年)の世界選手権前の捻挫の時より深刻で、世界選手権には出れないかもしれない、と思ったと。それをある程度、トロントに戻れるまでにもっていって。だから、2月になってもトロントになかなか現れなくて。「ユヅル、どこへ行ってたの~」と言われてました。

 

"城田は話す。「ボストンへは、一応、闘える状態になって入りました。小康状態といえばいいのでしょうか。ただ、万全からは遠かった。足はいつまで持つのか、壊れてしまうんじゃないかと心配していました。ー」"

 

そこへ加えて、リンクの幅が狭かったり、氷の質が悪く、幅のあるアーチ形のジャンプをする羽生選手たちには不利だったり、アクシデントがあったり、・・いろいろ、あったのですよね。

 

"城田は言う。「あの人の葛藤は大きかった。気持ちはぐちゃぐちゃだったと思います。」"

”「ショートも痛みを抱えていましたが、気持ちを強く持って、しっかり闘った。素晴らしい演技ができました。」”

 

今にして振り返ると、あの足で、あの悪条件の中で、ショートで110点を叩き出したことは、奇跡ですよね。世界中の解説者が知ったら、なんて言うだろう。聞いてみたい。

でもあのショートでの4Tジャンプが、壊れかけのものをとうとう壊してしまった。

 

”羽生はひとことも「足が痛い」とは言わなかった。それどころか、会見後にもけっこう長い間、立ったまま囲み取材に応じた。繰り返すが、彼は重傷を負っていたのである。その対応は、実に見事だった。”

”「すぐに冷やせばよかったんですけど、会見があって難しかった。大きな長靴に氷を入れて、会見の間も冷やしてやればよかったと、あとになって思いました。」”(←城田さん)

”その夜彼は苦しむ。晴れは一向にひかなかった。朝になってもそのままだった。”

 

”足を痛めてからの彼がよく言うことにこんな言葉がある。「靴を履いてしまえばなんとかなる。」”

”こういうことである。痛む足に、無理やり靴を履く。靴紐をきつく締める。足がしびれるのを待つ。完全にしびれてしまうと羽生は言う。「しびれてしまったから、もう大丈夫です。感覚がないので痛くもありません。できます。」

 こんな過酷な状況で、彼はボストンで闘っていたのである」”

 

羽生くんがそんな大変なことになってるなんて思いもよらず、わくわくドキドキしながら、フリーの日を迎えた私。

 

 フリーの演技を待つ羽生くんの表情。(;_;)

 

 もう、この時には、覚悟ができていたんだろね。

 

 

そして、リアルタイムでは演技を見れないので、ネットの速報を見て、300点行かなかった数字だけを見て、「え??」と。その後はもう、仕事が手に付かずでした。

 

どうして?という疑問の答えが得られなくて。そして、4月5日に公表されたことで、理由がわかって。羽生くんは精神力が半端じゃないって、やっぱりそうだったかって、ホッとしてやっと落ち着いたのでした。足の状態は、最悪なのに。

 

精神力をつけるのは、身体の力をつけること以上に難しいことでしょう。羽生くんには、その難しいほうが備わっている。ということが、私にとっては、ファンとしての誇り。だから、それが失われてなかったって確認できた思いで、ホッとしたんだと思う。

 

それにしても、どんなに苦しかったんだろうと想像すると胸が潰れそうでした。そして、これだけ酷かったのに、そんな大変だったことを微塵も見せない。

シーズンが明け、ケガを治して皆の前に帰ってきてもなお、2か月間休んでシーズンの出足が遅れたことを、試合の結果の言い訳には絶対に使わない。自分のことを「へたくそ」って繰り返すだけ。

 

言い訳に使いたがってるのは、羽生くんがこんなに凄いんだぞ、って振りまきたがってる私です。。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

 

 

ついでに書きますが、NHKさんで「アスリートの魂」、羽生くんの第2弾、なかなか良かったです。ただ、私にとっては、羽生くんのアスリートとしての魂の、半分くらいしか表現されてないなあと感じました(仕方ない事情があるのでしょうけど)。

 

羽生くんのアスリート魂は、半端ない。この番組で紹介されていた、勝ちたい欲望のような、メラメラと燃えるものメラメラ、もあるでしょうが、羽生くんのアスリート魂が的確に表現されているのは、やはりなんといっても、上記の宇都宮さんの記事に描かれている羽生くんだと思います。キラリ

 

ただ、宇都宮さんは、足の状態の悪さを試合前に公表しないのは、自分の弱さをライバルに悟らせると相手に気持ちの余裕を持たせて演技しやすくさせるから、と書いていたけれど、それなら、試合が終わった後にその状況を語ろうとしないのはなぜ?と考えてしまう。

 

私には、言い訳をしない、という生き方の美学を感じずにはいられない。そしてこんな羽生くんの姿にこそ、アスリートとしての魂、とんでもない強さと美しさを覚えるんです。

 

 

こういう羽生くんだからこそ、今度の世界選手権こそ、昨年、一昨年の辛い思いをすることなく、のびのび思い通りの演技ができ、勝利を手にすることができますようにと、祈る思いです。キラリねこ

 

 

 


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