素敵な詩画集をいただきました。
絵は私の大好きな葉祥明さんです。
彼の絵の中には優しい風が吹いています。
家と木がある野原の絵の中にも、虹がかかった空の絵の中にも、果てしない宇宙の絵の中にも、全ての絵の中に優しい風を感じるのです。
優しい風が吹く心にしてくれる葉祥明さんの絵に安らぎを覚えます。
そして、詩を書いたのが橋本理加さんです。
ひでぼーのお母さんです。
ひでぼーは耳が聞こえなくて、声が出せなくて、歩けなくて、口から食べることもできなくて。
重度の障害を持って生まれてきました。
そんなひでぼーがある時から心の中で詩を作り、その詩をお母さんが受け止めるようになったのです。
お母さんとひでぼーが一緒に過ごした時間は3242日、およそ9年間です。
初めは絶望されたようです。
でも、お母さんは言っています。
「すべては愛と優しさを学ぶための神様からのプレゼントなのだと信じ、決してあきらめることなく、懸命にいつもそばで看てきました」
そして、できないことだらけのひでぼーがお母さんに教えてくれたこととして、お母さんの言葉があります。
「人が当たり前にしていることの素晴らしさと有り難さ、そして一人一人が奇跡の中に生かされているのだという、命の神秘と尊さでした」
さらに、ひでぼーが私たちに一番伝えたかったこと。
「みんなひとつなんだよ。優しい心に目覚め、真心を持って生きてね」
最後にお母さんは、この広い宇宙の中で、ひでぼーと出逢えた奇跡に感謝して。と、結んでいます。
ひでぼーを産んで、命懸けでひでぼーを育てたお母さんに私は感謝します。
最後のページにひでぼーの四枚の写真が載っています。
あまりもの邪心のない笑顔に胸が打たれます。
すべての物欲から解き放れているひでぼーの顔は天使です。
この本をプレゼントしてくださった、さえちゃん、ののかちゃん、ありがとう。
私は忘れません。
黄色い表紙の詩画集をいただいた日を。