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Jun Photo Diary

写真を媒体に旅、日常での出会いの記録を綴ります。

 

秦野・塔ノ岳の登山道入り口。緑深い山の息づかいと、土と薪の香りが混ざり合う場所に「克童窯」はある。
ここで四十年以上、炎と向き合い続けてきたのが陶芸家・中島克童さんだ。

 

中島さんは、日本伝統工芸展で数々の賞を受賞し、日本橋三越や高島屋といった一流百貨店で精力的に作品を発表してきた。端正な造形と確かな技術、そして大胆な挑戦心。そのすべてが、彼を「雲の上の存在」たらしめている。

思えば、出会いからもう30年。長いお付き合いの中で、作品は幾度も目にしてきたが、登窯を訪れるのは今回が初めてだった。


その佇まいは、まるで山の一部であるかのよう。窯口に積まれた薪、黒く焼けた煉瓦の壁、そして微かに残る煙の香りが、長年の時間と労を物語っていた。

 

「40代、50代は大きな展覧会に挑戦する時期でした。60代になってからは、“工芸”という広い世界の中で、“陶芸”をどう位置づけるかを考えるようになった」と中島さんは静かに語る。
その言葉には、年齢を重ねたからこそ辿り着いた確かな視点と、なお衰えることのない探究心が滲んでいた。

 

現在、登窯の窯入れは2年に1度、展覧会に合わせて行われる。次の窯入れは来年。
炎が土を変え、作品が生まれるその瞬間を、ぜひこの目で見届けたい。
それはきっと、炎と作家の呼吸がひとつになる、特別な時間になるに違いない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       中島克童HP  →     https://katsudo-n.sakura.ne.jp/

 

 

 

 

コロナ禍以降、すっかり北アルプスの縦走から足が遠のいてしまった。

 

それでも、過去の写真を見返すたびに、心はあの稜線へと引き寄せられる。

 

中でも、北穂高から奥穂高へと続く穂高連峰の風景は、まさに想像を超える絶景だ。

 

標高3,000メートルの世界に足を踏み入れることは、

 

他の山々とは比べものにならないほどのリスクを伴い、ときに命の危険さえ感じさせる。

 

それでもなお、再びこの山に挑みたいと思うのは、

 

毎回、これまでに見たことのない景色が待っているからにほかならない。

 

しばらく山から離れていたが、もう一度、穂高を目指して歩き出したい──そう思わずにはいられない。

 

 

 

 

 

 

 

北穂高山頂にて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北穂高山頂にて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

穂高岳山荘にて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在、箱根で開催中のアートイベント「箱根芸術祭」の一環として、仙石原の長安寺本堂にて、

 

写真家・半田カメラさんによる写真展『季節を愛でる羅漢さん』が開催されています。


梅雨明けの厳しい暑さの中、涼を求めて写真展と長安寺の夏景色を楽しみに訪れました。

 

境内の羅漢場は、青々とした緑に包まれ、真夏の日差しのもと、ユリやハスといった夏の花々が

 

やさしく出迎えてくれます。


本堂では、石仏を被写体とする“石仏カメラマン”・半田カメラさんが捉えた、趣深い羅漢像の

 

写真が並び、その静謐な世界に心癒されました。

 

写真展『季節を愛でる羅漢さん』は、8月9日まで開催中です。箱根にお越しの際は、ぜひ長安寺を

 

散策がてらお立ち寄りいただき、夏のひとときをお楽しみください。