奈良県明日香村 橘寺 | Jun Photo Diary

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写真を媒体に旅、日常での出会いの記録を綴ります。

奈良・明日香村編の続きです・・・

今まで私も知らなかったのですが、明日香村は、由緒あるお寺が存在します。

本日紹介するお寺は橘寺。橘寺は、聖徳太子生誕の地といわれ、正式には「佛頭山上宮皇院菩提寺」

と称する天台宗の寺院です。

正確な創建年代は不詳ですが、寺伝によると、聖徳太子が父・用明天皇の別宮を寺に改めたのが始まりとされ、聖徳太子建立七大寺の一つに数えられています。『日本書紀』では天武天皇9年(680)に「橘寺尼房失火、以焚十房(橘寺の尼房で失火し、十房を焼いた)」という記事がみられることから、この頃には成立していたと考えられています。

創建以降、皇族・貴族の庇護を受けて四天王寺式の伽藍が完成し、8世紀頃には66の堂塔坊舎が並び立つ大寺となりました。しかし、永正3年(1506)に多武峰の僧兵による焼き討ちに遭い全山焼失。幕末の元治元年(1864)に太子殿を本堂として再興し現在に至っています。