お兄さんの話では…


佳奈さんの事故を…


佳奈さんのお母さんに電話したら…


お母さんは…

「じゅん君にはまだ言わないでね…しょぼん


状況がはっきりしてないのに…

じゅん君に心配かけないでね…しょぼんしょぼん


って、言ってくれたらしいです…しょぼん


佳奈さんのお母さんもパニックになってるはずなのに…

そんな時でも、自分の事を気にかけてくれてたそうです…しょぼんしょぼんしょぼん



だけど…お兄さんは…


「同じ男として…


そして…


佳奈とじゅん君の…


兄として…


連絡しないといけないと思いました…しょぼんしょぼんしょぼん



そう言ったと…


母親から聞かされました…しょぼん



佳奈さん…


佳奈さんのお母さんも…


佳奈さんのお父さんも…


佳奈さんのお兄さんも…


自分は大好きなんだよ…しょぼんしょぼん



だから佳奈さん…


元気になってね…しょぼんしょぼん


誰も悲しませないでね…しょぼんしょぼん


佳奈さん…しょぼんしょぼん


すぐに行くから…しょぼんしょぼん


会いに行くから…しょぼんしょぼん


頑張って…しょぼんしょぼん


頑張ってね…しょぼんしょぼんしょぼん



車の中でも…


電車の中でも…


ずっと祈ってました…しょぼんしょぼんしょぼん



昼前にやっと病院に着きました…


車の中でも…

電車の中でも…


涙がこんなに出るのか不思議な位…


ずっと涙が止まりませんでした…



母親が聞いた病室までどうして行ったか…


あまり覚えてません…


病室に入ると…





ベットに横になってる佳奈さんが…



やっぱり…


現実なんだと思いました…


佳奈さんは…


頭に包帯がされてて…


口には酸素のチューブが…


でも…



それ以外は…


顔も腫れてなくて…


いつもどおり綺麗な佳奈さんが…



ただ眠ってるみたいです…しょぼんしょぼんしょぼん



「佳奈さん…しょぼんしょぼんしょぼん



「佳奈さーん…しょぼんしょぼんしょぼん



崩れる様に…


ベットに近付きました…しょぼんしょぼんしょぼん



佳奈さんのお母さんが…


「じゅん君…しょぼんしょぼんしょぼん



「佳奈さん…


大丈夫なんですよね…しょぼん


すぐ元気になるんですよね…しょぼんしょぼんしょぼん



病室にいる…


佳奈さんの…

お母さんも…

お父さんも…


お兄さんも…


おばあちゃんも…



みんな泣いてます…しょぼんしょぼんしょぼん

お兄さんが…

「分からないんだ…しょぼんしょぼん


危険な状態だって事だけなんだ…しょぼんしょぼん



佳奈さん…しょぼんしょぼんしょぼん


イヤだよ…しょぼんしょぼんしょぼん


自分を一人にしないでよ…しょぼんしょぼんしょぼん



誰か…


佳奈さんを助けて…しょぼんしょぼんしょぼん


佳奈さん…しょぼんしょぼんしょぼん


死なないでよ…しょぼんしょぼんしょぼん


泣きながら…


佳奈さんの手を握りました…


佳奈さんの手…


温かいよ…しょぼんしょぼんしょぼん
「お兄さん…?」



「じゅん君…


じゅん君…




佳奈が…



佳奈が事故にあって…


病院に運ばれたんだ…しょぼんしょぼん



「えっ…」



頭が真っ白になりました…


事故…?


佳奈さんが…?



だって…


さっき…

「じゅん君…行ってきますドキドキ


って…


元気だったよ…しょぼんしょぼん


どうして…?



お兄さんは…


「家に帰る道で…


居眠り運転の自動車にはねられたんだ…しょぼんしょぼんしょぼん



「自動車…?


はねられた…?」



ねぇ…


嘘だよね…


こんな話聞きたくないよ…しょぼんしょぼんしょぼん



「危険な状態らしい…しょぼんしょぼんしょぼん



身体が震えて来て…



慌てて母親が電話を取り…

お兄さんから病院の場所なんかを聞いてます…



嘘だよね…


嘘だよね…しょぼんしょぼんしょぼん




「佳奈さんが死んじゃうよ……しょぼんしょぼんしょぼん


イヤだーしょぼんしょぼんしょぼん


佳奈さん…しょぼんしょぼんしょぼん


イヤだよ…しょぼんしょぼんしょぼん


死んじゃイヤだよ…しょぼんしょぼんしょぼん


あっーーしょぼんしょぼんしょぼん



その場で叫んでました…しょぼんしょぼん


「さっきまで元気だったよ…しょぼんしょぼん


『じゅん君…行ってらっしゃいドキドキ


そう自分に言ってくれたんだよ…しょぼんしょぼんしょぼん



「佳奈さん………しょぼんしょぼんしょぼん


佳奈さん………しょぼんしょぼん



母親が…


自分の顔を叩きました…



「しっかりしなさい…


男でしょ…しょぼんしょぼんしょぼん


泣いてるだけではどうにもならないの…しょぼんしょぼん


佳奈さんの所に行くんでしょ…しょぼんしょぼんしょぼん



母親も…


泣きながら…


自分を何度も叩きます…しょぼん


「佳奈さんの所に行く…しょぼん

佳奈さんに会いに行く…しょぼんしょぼんしょぼん



母親と自分が愛知に行く事になり…


父親も泣きながら…


駅まで車を出す準備をしています…しょぼんしょぼん



弟は…


弟は…


「僕も佳奈さんに会いに行くから…しょぼんしょぼん


佳奈さんの所に行く…しょぼんしょぼんしょぼん



泣きながら母親に頼んでいます…


母親は…


「あまりみんなで押しかけるのはいけないから…


後でお父さんと来なさい…」



だけど…

弟は…


「イヤだよーーーしょぼんしょぼんしょぼん

ここにいても…


佳奈さんに会えないよ…しょぼんしょぼん


佳奈さんに会いたいよ…しょぼんしょぼんしょぼん


会いたいよ…しょぼんしょぼんしょぼん



母親と自分が車に乗るまで…

泣き叫んでいました…しょぼんしょぼん


自分は…


ただ茫然として…


どうやって車に乗ったか覚えてません…しょぼんしょぼんしょぼん



ねぇ…


佳奈さん…しょぼんしょぼんしょぼん


大丈夫だよね…しょぼんしょぼんしょぼん


また…


笑ってくれるよね…しょぼんしょぼんしょぼん


「じゅん君ドキドキ


って呼んでくれるよね…しょぼんしょぼんしょぼん



佳奈さんが死ぬなんてないよね…しょぼんしょぼんしょぼん



神様…


佳奈さんを助けて下さい…しょぼんしょぼんしょぼん



お願いします…しょぼんしょぼんしょぼん
「佳奈さんにヒマワリの事聞いたらどう答えるんだろう…にひひ


『私は知ってたよ…ニコニコ


なんて答えるのかな…ガーン


でも…


佳奈さんなら知ってたら絶対に自分に、去年も言ってただろうな…ニコニコ



やっぱり…

『じゅん君しか見てなかったから…

気がつかなかった…ショック!

だろうな…にひひ



今日は…


電話…


遅いな…ショック!



佳奈さんの所の方が朝陽が昇る時間が、10分位早いから…


いつも佳奈さんは自分が帰る頃まで待って、電話をかけてくれてました…


本当にこの頃…

携帯があれば良かったのにな…ショック!



それにしても遅いな…



まだ…

いつもの時間から…20分位遅れてるだけだしな…


前にも一度…


40分近く遅くなった事あったしね…


あの時は、自転車のチェーンが外れたって言ってたな…ガーン



今日も…


チェーン外れたのかな…ショック!



1時間近くが過ぎました…


佳奈さん…



どうしたの…?ショック!



心配になり…


電話してみました…



誰も出ません…



えっ…

お兄さんも出ないって…

どうして……?ショック!



何があったの…?しょぼん


佳奈さん…


早く連絡してよ…しょぼん



もう…


心臓が止まる位…


ドキドキして来ました…しょぼん


どうしたの…?


佳奈さん…しょぼん




母親が…

いつもは鳴るはずの電話がない事に気付いて…


「どうしたの…?

佳奈さんから電話ないの…?」



「そうなんだ…しょぼん



「電話してみた…?」



「うん…


でも…誰も出ないんだ…しょぼん


お兄さんも出ないって…

変でしょ…しょぼんしょぼん


もう…

心配で…

涙が出てました…しょぼん



「大丈夫よ…

何かの事情で電話出来ないのかも知れないし…ショック!



「何かの事情って…


佳奈さんが自分に電話しない以上の事情なんてないよ…しょぼんしょぼんしょぼん



「佳奈さんのお母さんに電話してみたらどう…?」



「あっ…


そうだね…


かけてみる…」



佳奈さんの家に電話しました…




誰も出ませんでした…



佳奈さん…しょぼんしょぼん


どうしたの…?しょぼんしょぼん


何があったの…?しょぼんしょぼん



父親も…

弟までも…


心配で…

電話の所に集まって来ました…しょぼんしょぼん


誰も話さず…


ただ電話を見つめてました…




その時…



電話が鳴り…


飛び付く様に電話を取り…



「佳奈さんどうしてたの…?


本当に心配したんだよ…しょぼんしょぼんしょぼん



「じゅん君…」




電話は…



お兄さんからでした…