佳奈さん…

もう一度…


もう一度だけでいいから…

会いたいです…しょぼん



聞きたい事いっぱいあるんだよ…



車…

痛かった…?


もっとしたかった事いっぱいあったでしょう…?


そう言えば…


喧嘩もした事なかったね…

少し位…

喧嘩しても良かったね…


喧嘩するのはイヤだけど…
二人が仲直りした時の喜びも…

一度位は知りたかったね…ガーン



ねぇ…

佳奈さん…


あなたが亡くなって…

ずっと死にたいと思ってたんだよ…しょぼん


佳奈さんの側に行きたかったから…


でも…

おばあちゃんや…


周りの人達がまだ佳奈さんの側に行ったらいけないって…しょぼん


だから…

頑張ったんだよ…しょぼん


毎日泣いてたけど…


頑張ったよ…しょぼんしょぼん



自分と同じ様に…


大切な人や…

両親…


兄弟…


子供さん…


亡くして…


辛い思いをした人はいっぱいいるんでしょうね…


みんな心の中に押さえて…

毎日生きてるんですね…


佳奈さんと会えなくなって…


もう何十年もたってしまいました…


前の様に…


佳奈さんの事を思って…


泣く日はあまりなくなりました…



悲しみが薄らいだからじゃないよ…


もちろん忘れた事もないよ…ショック!



たぶん…



自分が大人になったんでしょうね…しょぼん



写真のあなたは今も学生の時のまま…



佳奈さんずるいよ…


一緒に…


おじさん…

おばさんに…


おじいちゃん…


おばあちゃんに…


なるんじゃなかったの…しょぼんしょぼん


今会ったら…


おじさんになった自分を見て笑うんでしょうね…ガーン




笑ってもいいから…



会いたい…



もう一度…



会いたいです…しょぼんしょぼんしょぼん
帰る日の朝になりました…

「おばあちゃん…


駅に行きます…


本当にありがとう…しょぼん



「じゅん君…


本当は駅まで送ってあげたいんだけど…


ここでいい…?」



「はい…


自分もその方がいいです…しょぼん


見送られるのは辛いですから…しょぼん



「離れるのはやっぱり辛いね…しょぼん


じゅん君…


何もしてあげれなくてごめんね…しょぼん



「そんな事ないです…


おばあちゃんがいてくれたから…


おばあちゃんが側にいつもいてくれたから…

生きて行こうと思いました…しょぼん



「良かった…しょぼん


もし…

じゅん君がいなくなってしまったらって…


そんな事になったら佳奈ちゃんが悲しむと思うから…しょぼん



「おばあちゃん…しょぼん



「佳奈ちゃんは本当にじゅん君が大好きだったの…


私に…

『おばあちゃん…

私…

好きになった人が出来たの…ニコニコ

まだ片思いなんだけどね…ガーン



好きって言わないの…?

って聞いたら…


『恥ずかしくて言えないよ…ニコニコ


でも、言わないと佳奈ちゃんの気持ち分かって貰えないんじゃない…?


って私が言うと…



『そうだけど…

見てるだけでも幸せなの…ニコニコ



そんな事言ってて…


それからしばらくして…


『じゅん君と…

海に行く事になったの…ニコニコ
もちろん友達と一緒だけど…ニコニコ


もう…その日まで眠れないかも…ガーン


それからも…


今日はじゅん君とこんな話したのとか…

電話での話はいつもじゅん君の事ばかりだったのよ…」



「はい…」



「ある日…


『おばあちゃんにも…

じゅん君に会って貰いたいなアップ


って言うから…


私が本当にじゅん君がいい人か、おばあちゃんが見てあげる…

って言ったのよ…(笑)」



「アハハ…ガーン



「じゅん君は…


やっぱり佳奈ちゃんが言ってた通りの人でした…


だから…


こんな事になって…


一番悲しいのは…

佳奈ちゃんだったでしょうね…しょぼん


じゅん君ともっともっと一緒にいたかっただろうね…しょぼんしょぼん


もっともっとじゅん君の笑顔を見ていたかっただろうね…しょぼんしょぼん


いつかは…


じゅん君と結婚したかっただろうね…しょぼんしょぼんしょぼん



「自分もです…しょぼんしょぼんしょぼん



「じゅん君…


本当に辛くて…


悲しくて…


苦しいでしょうね…しょぼんしょぼん


私が何かしてあげる事は出来ないかも知れないけど…

私はいつもじゅん君を思ってますからね…しょぼん


佳奈ちゃんが大好きだったじゅん君…


私もじゅん君が大好き…



これ以上誰も大好きな人を失いたくないの…しょぼんしょぼん


だから…


生きてて…


世の中には佳奈ちゃんと同じ様に…

もっともっと生きたかったのに不慮の事故で亡くなる人や…


病気で…

苦しくても…

辛くても…

生きる為に戦ってる人達が沢山いるのよ…しょぼんしょぼん


自分で大事な命を…


消してしまう様な事をしないで…しょぼんしょぼんしょぼん


どんなに格好悪い生き方でも…


どんな形でも生きていてくれたら…


天国でいつも佳奈ちゃんは…


ニコニコと笑ってると思うの…しょぼんしょぼん



「うっ…しょぼん


はい…しょぼんしょぼん


佳奈さんに…


いつも天国でも笑っていて貰える様にします…しょぼんしょぼん


「ありがとう…


じゅん君…


ありがとうね…しょぼんしょぼんしょぼん



「ありがとうは…


自分の方です…



おばあちゃん…しょぼんしょぼん



ありがとうございます…しょぼんしょぼんしょぼん
おばあちゃんとは…


佳奈さんが亡くなってから…

夏休み間ずっといさせて貰いました…



今こうして自分が…


生きているのは…


あのおばあちゃんと、一緒に過ごした日々があったからだと思います…



夏休みもそろそろ終わろうとし…


明日には自分の家に帰る夜…



「おばあちゃん…


色々とありがとうございました…しょぼん


明日…


帰ります…しょぼんしょぼん



「そうなのね…


淋しくなるわね…しょぼんしょぼん



「はい…


自分も…

ずっとここにいたいです…しょぼんしょぼん


でも、これ以上甘えてたらいけないと思って…しょぼん



「甘えるなんて…ショック!



「いえ…


自分が辛い時…

本当に一緒にいてくれて嬉しかったです…しょぼん



「確かに最初はね…


佳奈ちゃんを亡くしたじゅん君が…


死んじゃうんじゃないかと心配したの…しょぼん


絶対にじゅん君にそんな事させない…


絶対にさせたらいけない…


そう思ってたの…しょぼん



「はい…

自分も…


死にたいと思ってました…しょぼん



「毎日…

じゅん君がどうしたら元気になるのかな…


どんな話をしてあげたら、死にたいなんて思わなくなるのかな…


そう思ってたの…しょぼん



「はい…しょぼん



「でも…

少しずつ…


本当は違うんじゃないかなって思って来たの…しょぼん



「えっ…?」



「佳奈ちゃんは…


本当に優しくて…しょぼん


『おばあちゃん風邪ひいてない?』


『おばあちゃん…ちゃんとご飯食べてる?』


『おばあちゃん今度私が、ご飯作りに行くから楽しみにしててね…ニコニコ


そんな佳奈ちゃんが…


佳奈ちゃんがいなくなるなんて…しょぼんしょぼん




じゅん君がいてくれてなかったら…


死んじゃってたのは私だったのかも知れない…しょぼんしょぼんしょぼん



「おばあちゃん…しょぼんしょぼん



「優しい佳奈ちゃんが…


私の事を心配して…



じゅん君をここにいる様に、してくれたんじゃないかと思うの…しょぼんしょぼん



「うっ…うっ…しょぼんしょぼんしょぼん



「だから…

ありがとうは私の方なの…しょぼん


じゅん君…


一緒にいてくれてありがとうね…しょぼんしょぼんしょぼん



「あっ…しょぼん

うっ…しょぼんしょぼん


はい…しょぼんしょぼん


こちらこそ…しょぼんしょぼん


ありがとうございます…しょぼんしょぼん


それから…


毎日…


夜…


布団を直しにきてくれて…


本当にありがとうございました…しょぼんしょぼん



おばあちゃん…


本当に嬉しかったですよ…しょぼんしょぼんしょぼん


温かかったです…しょぼんしょぼんしょぼん


布団も…


おばあちゃんの手も…


忘れません…しょぼんしょぼんしょぼん