学校が始まって、3日位した帰り道…


また歩いて帰ろうとしてたら…


「先輩…」

「じゅん先輩…」


呼ばれて後を見ると…


理絵さんと理加さん姉妹が立っていました…



「あっ…

お疲れ…」



「先輩…


少しだけでいいので…


お話したいんですけど…」



「あっ…


そっか…


じゃ…


あの公園でいい…?」



「はい…」



「あれ…?


自転車は?」



「今日は先輩と話するつもりだったから…


理加と歩いて学校に来ました…ニコニコ



「そうなんだ…ガーン



3人で歩いて公園まで行きました…


ベンチの所に来た時…


「じゃん先輩はここに座って下さい…ニコニコ

理加さんが言いました…



「二人が座ったらいいよ…ガーン



「いえ…


じゅん先輩が座って下さい…」



「そうなの…

じゃ…」


ベンチに座りました…



理絵さんが…


「先輩…


今、私達と話なんか…


って思うかも知れませんが…


どうしても話したくて…


迷惑かも知れませんが少しだけ聞いて下さい…」



「ううん…


いいよ…」



「ありがとうございます…

じゃ…私から…」

理絵さんが話始めました…


「私は…

生まれて初めて…


先輩に…

『好きです…』

って告白しました…」



「うん…」



「告白したけど…

先輩には佳奈さんがどれだけ大きいかと言う事も分かりました…しょぼん



佳奈さんと幸せになって欲しいと思いました…



佳奈さんがこんな事になってしまって…しょぼん

私は本当に悲しいです…しょぼん

強がりじゃなく…


大好きな先輩には本当に幸せになって欲しかったし…

佳奈さんとも…


会って挨拶程度でしたが…

本当に素敵な人でした…しょぼん



「ありがとう…しょぼん



「佳奈さんが亡くなって…

私は今も…

先輩が大好きです…



でも…


佳奈さんに対抗する事が出来なくなりました…しょぼん


先輩は…


まだまだ佳奈さんを忘れられないでしょうし…


もしかしたら…


もう忘れるとかの存在じゃないと思います…



それに…


佳奈さんの事を知ってる私が…


先輩の彼女に…


なんて…


佳奈さんに申し訳ありません…


そんなヒドイ事出来ません…しょぼんしょぼん



「理絵さん…」



「だから…


大好きで…


大好きで…しょぼん


本当に大好きで…しょぼん


どうしようもないですが…


同じ位…


大好きな佳奈さん…



私は…


もう…


先輩を大好きって言わない様にします…」



「理絵さん…」



「これからは…


私の大切な先輩…



それだけ思います…」



「うん…しょぼん

ありがとう…しょぼん



「でも…


佳奈さん以外の人には…


絶対に負けませんからね…ニコニコ



「アハハ…ガーン



「先輩…


痩せました…しょぼん


元々細いのに…


もっと痩せましたしょぼんしょぼん


何か食べて下さいね…しょぼんしょぼん

生きてて…しょぼんしょぼん


少しでもいいですから…


生きる気持ちに前向きになって下さい…しょぼんしょぼん


また…


素敵な笑顔見せて下さいね…しょぼんしょぼんしょぼん


私は先輩の笑顔が大好きです…しょぼんしょぼんしょぼん


「うん…しょぼんしょぼん



「あっ…


また先輩の事…


大好きって言ってしまいましたね…(笑)しょぼんしょぼんしょぼん



「アハハ…しょぼんしょぼん


理絵さん…


ありがとう…しょぼんしょぼんしょぼん
教室に入りました…

クラスの人は…


みんな静かになりました…

みんな自分と佳奈さんの事知ってるから…


ううん…

学校中知らない人はいないかな…


一人のクラスの人が近付いて来て…


「じゅん…

大変だったな…


大丈夫か…?」



「あっ…

うん…

ありがとう…」


すると…


みんなが集まって来て…


「辛いだろうけど…


頑張って…」


「そうだよ…

クラスみんなが応援してるからな…


頑張って…」



「ありがとう…」



みんなの気持ちは嬉しかったです…


でも…


何を頑張ったらいいの…?しょぼんしょぼん

大丈夫…って?


大丈夫なはずないよ…しょぼんしょぼん


立ってるだけで…

息するのも…

辛いのに…しょぼんしょぼんしょぼん



みんなの優しい気持ちが伝わります…


だけど…


優しさが辛い時もあるのです…しょぼんしょぼんしょぼん



授業を受けてる間も…


ただ…


先生の話を聞いてるだけでした…



授業が終わり…


また帰りの道を一人で歩いてると…


後からバタバタと走ってくる音がして…


「じゅん先輩…


あっ…


キャー…」



自分の横に思い切り転んで来ました…



「痛~い…ショック!



理絵さんの妹の…

理加さんです…



「大丈夫…?」


倒れてる理加さんに声をかけると…



「じゅん先輩…


今転んだ時…



私のパンツ見たでしょう…?」



「えーーーショック!


見てないよ…ショック!



「じゅん先輩…

絶対に見た…ショック!



「見てないよ…ショック!



「じゃ…


見えました…?」



「少しだけ…ショック!



「やっぱり…


見たんだ…ショック!



「見たんじゃなくて…


見えたんだよ…ショック!



「じゅん先輩…


エッチ…ショック!



「あのね…



それより怪我してないの?」



「怪我なんかしてませんよ…ニコニコ



「えっ…

でもすごく転んでたよ…ショック!



「だって…


怪我しない様に転んだから…ガーン



「怪我しない様に…

って?」



「お姉ちゃんが…


じゅん先輩…


やっぱり元気ない…


って言ってたから…


ちょっと…


サービスしました…にひひ



「サービス…?


パンツ見せるのが…?」



「はい…


サービスですにひひ



「アハハ…ガーン


それはサービスになるのかな…にひひ


アハハ…(笑)」



「良かった…

少し…


笑ってくれましたね…しょぼん

「えっ…」



理加さんは立ち上がり…


「じゅん先輩…


私…


バカだから…


こんな事しか思いつかなかったんですが…ショック!


生きててくれて…


ありがとうございます…しょぼんしょぼん


少しですが…


じゅん先輩の笑顔見れたから…


今日は帰ります…ニコニコ



理加さんはそのまま走って行きました…


そう言えば…


理加さんも…

自転車通学のはずなのに…


自分の為に学校に自転車置いたまま帰ったみたいです…しょぼん



「ありがとう…しょぼんしょぼんしょぼん
夏休みも終わり…

学校が始まりました…


自分は…


あの日から自転車に乗れなくなり…


歩いて学校に行ってました…

横を自転車で走る学生の姿を見ると…


「じゅん君…

遅れるよにひひ


佳奈さんの声が聞こえる様でした…


でも…


そんな自転車の横を通り過ぎる車を見ると…


ぶつかってしまうんじゃないかと…


恐怖に立ち止まってしまいます…


佳奈さんは…


怖かったかな…しょぼん


自転車が後で止まる音がして…

振り向いたら…


「先輩…」


理絵さんでした…


「あっ…

久しぶりだね…」



「先輩…


あの…


私…

なんて言ったらいいか…しょぼん



「あっ…


聞いてたんだね…」



「はい…

でも…


お葬式にいけなくて申し訳ありませんでした…しょぼん



「遠いからね…


気にしないでね…」



「先輩…

今日はどうして自転車じゃないんですか…?


歩いてたからびっくりしましたよ…」



「うーん…


まだ自転車は乗れないんだ…ショック!



「あっ…


ごめんなさい…


私…

何も考えないで…しょぼん


本当にすみません…しょぼんしょぼん


「ううん…

そんなに気にしないで…


また乗れる様になれると思うけど…


今はちょっとね…」



「そうですよね…しょぼん


私まだ信じられません…しょぼん

佳奈さんが…

事故にあうなんて…


もうあの笑顔が見れないなんて…しょぼんしょぼんしょぼん



「うん…


あっ…


理絵さん遅刻したらいけないから…


先に行ってね…」


「でも…

先輩…

大丈夫ですか…?」



「うん…

大丈夫だよ…」



「じゃ…

先に行きます…


先輩…

頑張って下さい…」



理絵さんの優しい気持ちは伝わりました…


本当に心配してくれてる気持ちも…


ただ…


佳奈さんと自転車通学したこの道を…


今は一人で歩きたかったし…


それに…


理絵さんと長話してると…

天国の佳奈さんがヤキモチ妬くかなって…ショック!



佳奈さん…


佳奈さんと通ったこの道…

佳奈さんが自分に初めて声かけてくれたあの日…


自分は誰に言ったか分からなかったけど…ショック!


「おはようドキドキ


あの言葉から始まったんだね…しょぼん


佳奈さん…



「おはようドキドキ