「あ、変わった」と思った。
柱にめっちゃ画面並んでる!
品川アトレからJRの改札に向かう通路です。
新幹線のほうからしか眺めてないですが、結構壮観な感じで、楽しい気分になりました。
どうやって効率良く広告を展開していくか、またその手法が日進月歩で発展している時代に、こういう話は時代と逆行しているよって思われるかもしれないですが、そもそも広告ってこうやって環境と調和して(あるいは環境に影響を与えて)展開されるものなんですよね。
悲劇を綴る劇作家が喜劇を綴る劇作家と同様に称賛される理由は、どちらも感動を伝えるという部分で共通し、その感動を世の中に共有させることができるということだと思うんですが、広告もそれと同じように(広告の多くには悲劇を伝えるという部分は当てはまらないとは思いますが)、こうやってそれまでの環境に変化を与えることで、それまでとは違う印象を人の心に抱かせる、納得させる、ひいては感動させる、世の中に共有させる、そういう部分があって然るべき、と思います。個別具体的な発想だけでは実現できない別の要素がそこにはあると思います。
東急AGさんからは「MIKATA」というシステムがリリースされています。内容は「看板」の多角的チェックという、それだけ聞くととても時代遅れのシステムのような印象を受けますが、考えてみると、一般に寂れていると感じる場所のほとんどは、朽ち果てた広告物が散在して、それがより拍車をかけています。そういったことの緩和、もしかしたらその寂れた感を若干でも軽減させる作用が発生する、このシステムにはそういう可能性も含まれていて欲しいと感じます。
安全性や広告としての訴求力などは当然のことながら、公共性という観点も。
世の中を明るくする要素を持つものとして、このシステム、他社事情ながら、応援したいです。
・企業の顔「看板」を広告媒体として多角的にチェックする東急エージェンシーオリジナル看板診断システム「MIKATA」のご案内
http://www.tokyu-agc.co.jp/news/2010/release20100311.pdf


