会社の同じ部署の方から本をお借りしました。


rolling dice


実用書の類は読まない主義だったりするんですが、せっかくお借りしたこともあり、普段自分の好みで読んでいる他の本の合間に読もうと、手を付けてみました。


本は熟読するもの、確かに自分の興味範疇にあるものはそうだと思いますが、明らかに仕事の糧にしようとするもの、そこから何かを得ようとするものに関しては、必要な部分だけを吸収するという考え方が必要なのかもしれません。

一冊の良書では確かに偏る、沢山の本が同じことを言っていれば、それは真実に近いのかもしれない、そういう判断は合理的であって、そうすることで独りよがりになりがちな考えを是正することができます。


本を読むスタンスはいつも一定ではなく、目的意識により、そのスタンスも使い分ける。

仕事は良く二足の草鞋とか、複数の顔を持って仕事をすることが珍しいことではなくなってきていたりするのかもしれませんが、それ以外でも、ひとつのスタンスしか持たないものは、他のスタンスの導入を考える、そういった使い分けはまた成長の糧になっていく。


人は教えられることによってではなく、自ら気付くことによって成長する、あるいはその成長を促進することができる、と個人的には考えているので、多読は沢山の気付きと出会う、かなり効果的な方法だな、と改めて思います。


この本と出会わせていただいたことには感謝しようと。

多分自分だけではおそらく出会わなかった類の本であり、おかげさまで新たな気付きをいただきました。


あぁ…終わっちゃった。

結構ショック、いや、かなりショック。

もう少し先まで描いて欲しかったな、でも夢が叶ったから、そこで終わるのがいいのか。



rolling dice



最終巻はカラーワークがついてました。

こっちもパラパラとめくってみました。


甲子園を目指す高校球児と恋愛という、鉄板とも言える題材だけど、個人的にはコマとコマの間を読むような空気感と間が良いと思うあだち充作品、気がつくとそれなりに多く買ってます。


最近は本を買う時にブックカバーをつけてもらうことが少なくなりました。

何読んでてもいいじゃん、っていう気になっているってのもあるんだけど、そもそもお金を出して購入しているから、別に隠さなくてもいいやっていう。30過ぎて電車で漫画を読んでいる姿ってどうだろうっていう一抹の不安はありつつだけど。


好んで買っている漫画もいくつか終わってしまって、また何か探さないと。最近は画が強い、と感じるものが多くて、なかなか自分の趣味に合うものが見つからなくなってきて、難しい。



結構沢山の本屋で平積みされていて、気になってはいたんだけど、裏表紙のあらすじを読んで敬遠していた作品。物語は決して明るくないけど、やっぱり読んでみようと思いたって購入。



rolling dice


暗い話、でも希望が残る。


受け入れられないこと、受け入れなければならないこと、あきらめること、あきらめきれないこと。


自分の力でどうしようもないこと、様々な感情と戦いながらも、どうすることもできないことって、普通に生活しているだけでも意外に多いものかも、少なくともまずスタートは選べない。


それを憎んでいくのか、それを受け入れていくのか、時には人を頼り、すがり、許しを乞い、それでもどうにもならないたくさんのことを抱えて、毎日を重ねていく。

自分には寄りかかれる人はいるのだろうか、腹を割れる人はいるのだろうか、共に泣き、笑い、悩める人はいるのだろうか、同じ道を歩いてくれる人はいるのだろうか。


これを一緒に抱えて欲しい、これを許して欲しい、そういう関わりは許されるものかもしれない。


自分だけでできることは多くない、だから、自分だけでやろうとしなくてもいいことって案外多いのかも。