B11-32_隻眼の少女 【摩耶雄嵩】 | 深緑の森と風と♪

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「虹色の図書室」というタイトルで、数年前まで、小説や映画のことを中心に載せていましたが、このたびリニューアル!
 感じたこと、伝えたいことを、小説や映画に限らず書いていきたいと思います♪ よろしくお願いします *^^*

本年度(2011年)の日本推理作家協会受賞作。
聞こえてくる評判もよかったので、楽しみに読みました。

隻眼の少女/麻耶 雄嵩
¥1,995
Amazon.co.jp

☆ あらすじ ☆

自殺する場所を求め寒村の温泉宿を訪れた大学生の種田静馬は、
少女の首切り事件に遭遇する。犯人の罠により殺人犯と疑われた
静馬を見事な推理で救った、水干姿の隻眼の少女探偵・御陵みかげ。
静馬は助手見習いとして、みかげと共に事件の謎に挑む。
みかげは父を失いながらも難事件を解決するが、18年後に同じ村で
再び惨劇が……。
本格ミステリ界のグラディエーターが放つ、超絶の問題作登場です!
(AK)

         - 文藝春秋HP「担当編集者からの一言」より -

         (↑ Linkしてるヨ!)

隻眼(せきがん)とは、「ものを見抜く眼識、すぐれた識見」のこと。
「少女」という偏見を乗り越え、その優れた洞察力により解決する
ところは爽快でした。しかし、解明された謎が何となく腑に落ちな
かったところ、その後に更なる展開。
おもしろかっですし、“えっ!”と思わせるラストもよかったのです。

正直、少々、文章が甘いかなっていう印象があったのですが、でも、
この作家さん、私は知らなかったのですが、何作も作品を刊行されて
いるよう。確かに、ポッと出の作家が、ミステリー界の最高峰の賞を
受賞できるわけないですものネ ^^;

あとあと、個人的な意見ですが、カバーは非常にセンスがいいですネ!
編集者さんgood!

<6月読了>