読みたくなり、この作品の評判もすごくいいのを知って読んでみました。
「冷たい校舎」や「名前探し」と一味違った素敵な作品♪
もしかしたら好みは分かれるかもしれませんが、私はこういう
作品がだ~い好きです ('-^*)b
- 凍りのくじら (講談社文庫)/辻村 深月
- ¥820
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☆ あらすじ ☆
高校2年生、芦沢理帆子。
『ぼくにとっての「SF」は、サイエンス・フィクションではなくて、
「少し不思議な物語」のSF(すこし・ふしぎ)なのです』
尊敬する藤子・F・不二雄先生の言葉から始まった密かな遊び、
「スコシ・ナントカ」
本当の意味でのSFとは関係ない場所で、人や物事の性質に
この言葉を当てはめてみる。
ちなみに、自分は場の当事者になることは絶対になく、どこに
いてもそこを自分の場所だと思えないのいで「すこし・不在」。
そんな理帆子は、7月のある日の放課後、学校の図書室で
3年生の青年から、写真のモデルを頼まれる。
戸惑いつつも、次第に他とは違う内面を見せていく理帆子。
そして同じ頃から理帆子の周りで不思議ことが起こり始める。
それは理帆子への警告だった・・・。
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内面を描いたような作品って好き!
この作品の主人公・理帆子も、世の中を見下し、一方的に他者を
見下げている自分に冷めたものを感じ、嫌悪感を持っている。
そんな理帆子の気持がヒリヒリと伝わってきて、少し胸がチク!
っとしました。
決して、明るく楽しい物語ではなく、沈殿しているような雰囲気が
漂う物語です。
でも、このように心の深い内面を描いた作品は心に染みいって
きてきます。こういう感じはすごく好きです。
最初に書いたとおり、もしかしたら好みは分かれるかも。
でも、心がちょっと元気な時に、じっくりと味わいながら読むのを
お薦めしたい作品です。
ホント素敵な作品ですヨ!