- この作品は、9月に沖縄に行ったときに買ってきたもの。
そのカバーイラストのさわやかさと、“切なく哀しい”物語という
コピーに惹かれて買いました。
ただ、9月中はちょっと重い本が読みたかったので積み本に・・・。
ところが、この作品の前に読んだ「私という運命について」が
非常に濃厚(重かったともいう)だったので、少しライトな作品を
読みたくなって読んでみたところです(といっても、読んだのは
10月の上旬なんですが・・・)
- プシュケの涙 (メディアワークス文庫)/柴村 仁
- ¥599
- Amazon.co.jp
- ― 一人の少女が校舎の四階から飛び降りて自殺した ―
彼女はなぜそんなことをしたのか?
彼女の友人だったという由良に引っ張られるように、その謎を
探りはじめるが・・・。
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物語の前半と後半では、時間が逆な連作短編のような構成に
なっていて、前半のあいまいだった部分が明らかにされている
感じですが、物語としては、ほとんど独立しています。
そして私は断然、後半の物語が好き!
由良に少しずつ心を開いていく彼女の感じがすごくよかったです。
きっと、由良と彼女は、外見的には恋人どうしにはなっていなかった
かもしれませんが、心はつながっていたのでしょうネ。
一方、前半。切ない物語でした。
この切なさを感じてしまうと、後半の物語も素敵な物語なのに
切なさを感じてしまいます。
きっと、この感想では何だか分からないと思いますが、まだ未読の
方には、余計な先入観なく白紙で読んでみていただきたいです。
切ないですが、何だかとても印象に残る作品ですヨ。
由良のその後を描いた続編もあるようですので、是非、読んで
みたいと思います!
☆ あらすじ ☆
夏休みを迎えてひと気のない校舎に、補習を受けるため、僕を
含む8人が集められていた。
クーラーも扇風機もない地獄のように暑い教室に押しこまれ、
鬱々(うつうつ)としながら、開け放たれた窓から外を見ていると、
窓の向こうを・・・。