高速道路無料化措置終了に思う
『免許証を見せてもらえますか』
『はい、コレ』
『あっ、これ書き換えしてますね』
『それが?』
『罹災証明書か避難証明書はありますか?』
『なんで?』
『(免許)書き換え前の住所の確認が必要なんです』
...今日、仕事仲間が高速道路(常磐自動車道)のICを下りる時に料金所の係員と交わした言葉。
結局、数分のやり取り後、次回に書き換え前の住所がわかる書類を提示することを条件に通過。
一昨日から、原発事故で他自治体に避難されている方々への高速道路無料化措置の変更になった。
今までも免許書などの提示をしていたが、『住所が変更になった』と言えば『そうですか』と簡単に通してくれた。
しかし、変更後は住所確認(避難前の住所)が厳密になったようだ。
対象外(警戒区域、特定避難勧奨地点)の住民の不正利用を防ぐためだろうが、対象の住民にとって疑われるのは心外であろう。
原発事故が無かったら、この移動(避難先からの長距離通勤)は無かったのだから、第三者の手(この場合、料金所の係員)が入るのはちょっとした負担だ。
通勤の場合、行き帰りと毎日の事だから、積み上げられた負担は大きい。
避難されている方は様々な負担を背負わされているが、日々の生活のかすかな負担は報道もされない。
この部分を、私達は想像しなければ避難生活の本当の困難は分かりえないと私はこの出来事から思った。
*追記(2012年4月22日)
4月1日の利用規定改定では
・(大熊町の住民など)原発事故から集団で避難した会津地方は除外
などの規定があったがら、28日から変更に。
ICが追加になり、磐越自動車道「会津若松IC」が利用できるよう。
双葉町民が避難されている埼玉県の加須ICも追加。
・IC(インターチェンジ)限定
・自主避難者は対象外
36回目の命日
根本重一。
私の父親が、前方不注意の自動車に命を奪われてから、今日が36回目の命日となる。
今日が仕事の休みとなったこともあり、今年も墓参りをして きた。
父がよく呑んだ「ワンカップ」を墓前に置き、線香を手向け、祈った。
父の声を覚えていない私は、父が語りかける言葉を思い描くことはできない。
ただ、自分の現状を報告し、家族を見守ってくれることを願い、父の安らかな眠りを祈った。
2月8日は特別な日であり、私が命のありがたみを、ここの底から感じさせてくれる日だ。
