[μSv/h]から[cpm]へ...福島県、新基準
今日も春らしい陽気になった。
作業は進む。
今日の福島民報一面は「住宅除染に基準設定」と報じていた。
現在は除染の効果を二つの数字で評価している。
・空間線量率 [μSv/h]
・表面汚染密度 [cpm]
だが、住民の方々が『どれくらい下がった』と聞いてくるのは、全て空間線量率[μSv/h]だ。
だから、県のこの決定は作業員としては歓迎だ。
いくら除染しても、周辺が除染されていなければ、空間線量率[μSv/h]は下がらない事がある。実際、多い。しかし表面汚染密度[cpm]は下がり、除染の効果がはっきりと出ている場合がある。
除染を受け入れる住民の方々は混乱すると思うが、作業員はこの区別をし、はっきりと説明して、効率的に計画通りに除染を進めて欲しい。
私は線量測定係をしているが、住民の方々が納得できるような説明を心掛けたいと思う。
42.3%...福島県の大学進学率
作業は順調に進む。
19日から始まった駐車場の法面の作業が終了した。
保水性、断熱性の高いワラ芝を敷き詰める事で、草の生育を促し、法面の崩落の危険性を低コストで防ぐという。私も初めてみる施工方法だった。
生活圏に影響が出る法面の場合、ここまでする場合もある。
...帰宅し、夕方のニュースを見ると、福島県の大学進学率に関する報道があった。
2011(平成23)年の文科省の「学校基本調査 」からのデータという。
全国平均が53.9%で福島県が42.3%。10%超の開きがある。
昨年度(2012年)の高校卒業者が19,100人だったので、全国平均の率を当てはめると約2,200人の福島県の高校生が大学進学しなかった事になる。結構な数字だ。
ここで考えなければならないのは、大学進学を断念した(断念せざるを得なかった)生徒の事だ。
大学で知を得た学生への期待は高い。高度化・グローバル化する社会に大卒者の力は欠かせない。『進学したい』『勉強したい』という気持ちは高等教育をにはより大切で、そう望む子ども達が大学進学を絶たれるならば、大きな社会的損失となると私は思う。
むやみに大学進学率を上げる事には賛同しないが、進学動向を分析し、能力や意欲がありながら大学進学が断たれる事態は避けなければならない。
そのための制度(奨学金や学費減免など)整備に、国は本気になってほしいと思う。




