今朝、ラッキーなことに、地元の駅から通勤電車に座ることができた。
冬はみなコートなど厚着をしているため、座席幅は思いのほか、狭くなる。
身体が大きい僕は、なんとか座ったものの、背もたれに背中をつけることはできなかった。
しかも、今朝は雨が降っていたため、脚の間にビニール傘を挟んで身体を小さくしていた。
右隣は大学生っぽいお兄さん、左隣は40歳前後のおばさん、どちらも同じように傘を脚に挟んでいた。
電車が混みはじめると、僕たち3人の前に人が立った。
左隣のおばさんの前には、30歳半ばくらいの肥満気味のサラリーマンが立った。
すると、おばさんは脚に挟んで持っていたビニール傘の先を、前に立つ男の脚の間に滑らせた。
一瞬、足元をすくわれるようになった男は、腰を引き、「な、なに?」と小さな声を発する。
おばさんは、男の声に答えることなく、そのままの状態を保っていたため、男は腰だけを引いた変な
姿勢で吊革につかまっていた。
渋谷に到着し、だいぶ車内は空いたが、左隣のおばちゃんも、その前の男も降りなかった。
電車が渋谷を出ると、なんとおばちゃんは座った姿勢のままビニール傘を脇に抱え、槍のように
前に突き出したのだった。
前の男は、慌てて傘を交わし、さっきよりも大きな声で「な、なにすんだよ!」と。
しかし、おばさんやはり無反応で、そのままの姿勢を保ったまま、永田町で降りていった。。。
おばさんにとっての、前にいた男との距離感って、なんだったのだろう。。。
横に座っていた僕とは、肩が密着していたのに。。。