同じことを何度も繰り返ししたりされたりしていると、感覚が麻痺してくる。


初めは「悪いことをしている」とか「相手に申し訳ない」と思っていた感覚も、


繰り返すことでその感覚を失っていく。



小心者でお人好しだった人間が、その感覚に見舞われると、この上なく厄介だ。


自分の知らないところで「いい人」「誠実な人」のレッテルが貼られている。


マイナスのイメージではないので、当人はそのレッテルが剥がれないように努力をする。


でも、自分ではどうしようもない状況になると、ものすごいジレンマに陥る。


「誠実な人」が、誠実でいられなくなる。


「誠実な人」の仮面を被って、「不誠実」なことをする。


心の中で「嫌だな」と思いながら、その思いもやがて麻痺していく。


いっそのこと「悪い人」「不誠実な人」になれればいいのだが、中途半端になりきれない。


麻痺した感覚が、次の麻痺を呼ぶ。


麻痺の連鎖。



覚醒のときを信じて。