チェジュには韓国人に人気の刺身と寿司が食べ放題の店があるのです。アガシ(義妹)がものすごく期待していたら・・・お休み。。一同ショック
江原道もそうでしたがお刺身をサンジャン(焼肉のときの味噌)で食べるんですね。郷に入っては・・・で食べてみましたが、味噌の味が強いのでお刺身の味が良くわかりません。やはりしょうゆにわさびがいいなー。
お刺身づくし・・・あわびのお刺身が歯ごたえがあっておいしかったです。(でも日本のお刺身がおいしいと思う)
このまま終わればよかったのに・・・
子供たちが寝たあと、オモニとアガシと私の3人で女子会が始まりました。アガシが「オンニ(私のこと)が計画してくれて思いがけず済州島にこれて楽しかった」と言ってくれ、オモニも「今回はとっても楽しかった。お前が嫁に来て、本当に嬉しい言葉を言ってくれたんだ」なんて思い出話が始まりました。
嬉しい言葉・・・?と思っていると
「オモニ、一緒にお風呂に行きましょうこの言葉が本当に嬉しかった」と涙ぐんでます。。
私はなんだかビミョー。
だって家のまん前が大きなお風呂屋さんだったから言っただけの言葉だったと思うし、私の思い出の中には一緒に行ったときにすっぽんぽんのまま(お風呂だから当たり前なんだけど)会う人会う人に「嫁です」って紹介されて、ほんといやだったのよね。。。次からは一人で来ようって思ったんだ。
オモニはそんなことは知らないから話を続けました。
「お前は(アガシ)友達とばかり出かけてオンマとはお風呂に行かなかった。(思春期の早かったアガシは近所の人に会うのがいやで隣町のお風呂屋さんへいっていたらしい)挙句の果てに家出までして・・・・・・」と昔アガシが思春期に良くあるやんちゃをした話しをし始めたんですね。私は何度も聞いてるから知ってるし、そんなのは良くあることだから気にもしてなかったんだけど、私がいる席で言われたからかアガシが「何で家出までしたかオンマはわからないだろう!!!!」なんて子どもの頃から積もり積もっていたらしいものを一気に爆発させちゃったんですね。
オモニもアガシも声がでかい。。今は夜ですよ〜
私が口を挟もうもんなら「黙ってろ」といわれるわ、いやーどうしようかと思いました。でもまー私も父とやりあったことがあったし、親が生きてるときにしかできないからお互いに恨み解きをする時間かも・・・と静観していました。
お酒が入ってこうなった・・・というような円満な終わり方はしましたが、どっちも傷ついた感じ。
アガシの部屋に行って話を聞いて、もどってきてオモニの話を聞いて・・・
オモニはいろいろやらかしてくれたけど今はとても親孝行だっていいたかったみたいだけど順番が悪かったんですね。
アガシもオモニの誕生日で来たのだからちょこっと我慢できたらよかったのに、血がつながっているとそれが難しい。
翌朝には何もなかったようにしていましたが、計画をした私はすっきりしないまま帰路に着きました。
でもオモニは相変わらず面白い。
たまたま帰りの飛行機も座席の列が同じだったんです。私は真ん中、オモニは窓側に座っていると乗務員が「お客様座席は合っていますか?」と聞いてきました。私は合っていましたがオモニが通路側だったようなんです。
「はい、合ってます。来る時も私はここでしたから」(いや、くるときがここでも帰るときが同じってことはないんだけど)
オモニの雰囲気を読んで、韓国人の若い女の子はそのまま乗務員に目配せして通路側に座ってくれました。ありがたい配慮。
金浦空港に着いてそのままアガシたちと別れました。
韓国ではこの別れ方駄目なんですよね。。
特に年寄りの場合、昼食(夕食)も食べていけ!とか食べていこう!とかいったん誘わないといけません。
今回アガシがそれをオモニに言わなかったんです。
あとでぶつぶつ言ってましたね~
けんかした後だから余計にそうやって気を使わないといけないのに・・・って。
これは私の学びになっています。なかなかできないけど・・・
私は誰が来ても帰るときにいつも引き止めないから・・・だって遅くなったら悪いし、早く家で休みたいだろうにッて思うんですよね。でもこれは韓国ではマナー違反だといつも言われます。身についてないから空々しいこといえないんですよ。
私はそのまま出勤しようと思っていたけどひとまず「オモニ、お昼食べていきましょう」と誘ってみました。うちで食べるとか仕事行けとかいいますが、一押し「イヤー食べて行きましょう」
ソウル駅の待ち合わせ場所に食堂があるのでそこで冷やしそばを食べました。
「いや~~~~おいしい。こんなおいしいそばは初めて食べた。今回の旅行で一番おいしかった」
・・・・・・・オモニはチェジュ島まで行かなくてもソウル駅の食堂の冷やしそばで十分満足なんだ。
オモニが一号線に乗るのを見送ってから一人で笑ってしまいました。
おもにと義妹のけんかのことがいつまでも後味悪く残ってしまってチェジュ島旅行記がなかなか完結できなかったってわけ。
おしまい。
あ~チェジュ島旅行、リベンジしたい。
友達か叔母家族と行くしかないね。
①➞★★★
②➞★★★
③➞★★★