チェックカード

韓国の大学は入学すると学校指定の銀行に口座をつくるようです。そしてチェックカードも発行してくれます。

お小遣い帳をつけておくんだよ～といったら、チェックカードでやってるから全部記録に残ってるといってました。韓国はアイスクリームひとつでもカードで買いますからね。わたしがチェックカードを持っていないのでちょっと驚きました。
すでにインターネットバンキングを携帯でやってますし・・・

そして入学していくらも経たないある日「ママ、チェックカードをなくしちゃった。パパには秘密にしてね」と電話がありました。

カードの記録によると校内のコンビニで忘れてきたのではないか・・・ということでした。

まずはそこに行ってみるといっていました。

こういうときこそ危険予測を教えなくては・・・

「たまちゃん、もしも誰かから電話があって送りましょうかとか届けましょうかといわれても住所は教えちゃだめだよ。こちらからご連絡しますといって連絡先とお名前を伺ってね。一方的にここにきてくださいって言われてもすぐに行かないでどんなところか確認して友達と行くんだよ」

以前歯科衛生士をしていたときに歯科医院の診察券が入った財布を拾ったと連絡があり、受付の子が患者さんの電話番号を教えてしまったんです。喜んで取りに行った患者さんは人気のない倉庫のようなところだったのでちょっと怖かったと後で話してくれました。

歯科の院長先生が患者さんの連絡先は絶対に教えてはいけない！こちらから連絡しますといって相手の連絡先を聞くようにと全体に強く言われたのが記憶に残っています。まだプライバシーの問題がいまほどうるさくない時代でした。

その後やっぱりコンビニにあった～と明るい声で電話が来てほっとしました。

そういえば、一番下の妹も高校に入ってすぐバスの定期券を落としてバス会社から連絡が来たな・・・

私は弟と韓国に遊びに行くときにもらったばかりの搭乗券を落として空港で放送されたな・・・

これはきっと血筋だ。。と一人で笑ってしまいました。

カードは便利だけど、タクシーなどで細かいおつりをもらわず喜んでもらえるようなささやかな御礼をしたいから私は現金派なんですね。