いろいろな骨董を見ていて私がとても心惹かれたものがありました。
それは飾り窓というのでしょうか?手彫りの重みがある一枚一枚に見入ってしまいました。
昔の家はこういうものばかりだったのでしょうね。これをただ捨てるには本当にもったいない。使い道はないのだろうか・・・
これもすごく精巧です。
職人技~匠(たくみ)~くらいしか感想が出てこない私ですが、かなり感激しながら見ていました。
再利用・・・なんて一人もんもんと考えていると、ありました。
すでに再利用しているお店が
日本で言う「欄間(らんま)」でしょうか
なんと電気のかさにも再利用されていました。
こちらの社長さん、この電気かよく見えるように天井を全部黒くしたのだそうですよ。買わないで見るだけの私たちにもとてもよく説明をしてくれて、楽しい時間をすごせました。
エリザベス女王がいらしたときの説明を担当したそうで、写真を見せてもらいました。
その後、ふらっと入った陶磁器のお店です。
ガイドをしたお客様は茶道をたしなまれていて茶器を探していました。
このハラボジは93歳、奥さんも一緒にお店に出ていて87歳だそうです。
とても元気!そして日本語がお二人とも上手です。(日帝時代真っ只中のお年ですので・・・)
ハラボジは中国語もぺらぺら。
ご本人が陶器を焼く窯元だそうで、奥から「いいもの」を出して見せてくれます。
日本のテレビにも出たそうで、女優のきききりんさんの写真がありました。
私が値切ったら「うちは高くしてないから絶対に値切らないで!!」とえらい剣幕で怒られちゃって・・・お~~い私たちは客なんだよ・・とつっこみたくなりましたがぐっと我慢。
最後にはまけてくれました。
心の中で「なんだ~まけてくれるんじゃないか・・・」と思いつつ。
同じ窯で焼いても置いた場所で焼き色が変わるから同じものができないと色の違いを見せて説明してくれました。
こういうものは値段の相場がわからないのでアドヴァイスもできません。
気に入ったものが出せる範囲の値段なら購入するって感じのものなんでしょうね。
このときに買った器でお茶を点(た)てましたと素敵な写真を送ってきてくれました。ありがとうございます。とてもおいしそうな抹茶ですね。
( )読み仮名は娘たち用です。読んでいるか分からないけど。