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西宮より発信。日記とかニュース記事とか旅行記とか。
すっかりほったらかしてしまいましたが、ぼちぼちアップしたいと思います。
よろしくお願いします。


ネタがないので(笑)、今回はとあるコラムで見た「将棋」について書きたいと思います。



「将棋」はご存知でしょうか。

僕も強いわけではありませんが、子供の頃に親に教えてもらってやりました。
ここでも最大のライバルは母親でしたね。
父親ともやりましたが、母親の方が強かったと思います。

そして、なかなか勝てませんでした。
今母親と勝負しても勝率が5割に届くかどうかは微妙だと思います。



…けっこう好きなんですよね将棋。
パートナーさんが出来たらいいんですが、「勝てる気がせん」といって覚えてくれる気配がありません(笑)

勝ち負けじゃなくて、対人戦の駆け引きというか過程が楽しいのに。
そして、コンピュータが相手だと、何か事務的な感じがするのでその醍醐味が薄れます。



さて、そんな将棋ですが。
ルーツはインドにあるそうです。

あるところに、戦争が大好きな王様がいたそうな。
好きなだけあって、強いことは強いんですが。

当然戦争を起こすと予算もかかりますし、国も疲弊します。
そういうわけで、大臣も何とか戦争をやめさせることは出来ないものかと考えました。
ここで、大臣はとある高名な僧侶に相談します。

僧侶は考えた末、戦争の代わりとなるゲームを考案し、王様に持ちかけました。
これをプレイした王様は、「これは戦争より面白い」とハマってしまい、めでたくその後は戦争をしなくなりましたとさ。



これが西欧に伝わってチェスとなり、アジア経由で日本に伝わって将棋になったそうです。



ちなみに、この各地に伝わったゲームですが。
それぞれお国柄によって微妙に駒およびルールが異なります。

例えば元々のインド将棋では、「象」が強力な駒でした。
これに対してチェスでは、「象」の代わりに「クイーン(女王)」が最強の駒となっています。

また中国将棋では、日本の「王将」に当たる駒が「王宮」と呼ばれる9マスのスペースからは出られないそうです。
これは、中国の皇帝は将軍を任命するだけで、自ら戦場には行かなかったことが原因と考えられています。

さらに、タイの将棋では、日本の「飛車」に当たる駒が「舟」となっています。
首都バンコクでは運河が多く、最も早い交通手段が船であるからだろうということ。





さて、もっと突っ込みましょうか。
日本将棋の最大の特徴といえば何だと思いますか。





…。





知らない方にはもはや「何のこっちゃ」的な話になってきますが。
そう、「取った駒を使用できる」という点です。

このルールは日本将棋だけのものだそうで。
このおかげで日本将棋は終盤になるほど変化が多く、面白くなります。



このルールもお国柄によります。



日本将棋が生まれたのは戦国時代だと考えられていますが。
この頃の戦争といえば、敗者側が天守閣に火を放ち、主将が自刃することで決着しました。
これで戦争が終了という暗黙の了解があったそうです。

決着がついた後は、領民はおろか戦った将兵も降伏すればお咎めナシ。
さらに有能な将兵に関しては、勝者側に召し抱えられます。

これが日本将棋の「取った駒を再利用できる」というルールの基になったとのこと。



更に言えば、これは「日本の戦争が同じ民族同士の争いであったから成立した」ということだそうです。
他民族間の争いになると、勝者側が敗者側の住民を虐殺したり、奴隷にしたりしたことでしょう、とのこと。
確かにそうかもしれませんね。





…どうでもいい話でしたが、知ってみるとけっこう面白いなぁと思いました。
「ゲーム好き」「ゲームなどの改良に優れている」という日本人は、きっと昔から平和な民族なんでしょうね。