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4:00に起床。
かくれ読者さんの言葉を借りれば、正確には
「3:50に目が覚めて、10分まどろんで、4:00に起床」というのがしっくりきます。
「目が覚める」のと「起床」は区別すべきですね。(←どうでもいい)
当たり前ですが、真っ暗です。
こんな時間に出発とは、とんでもないですね。
とりあえず出発準備は前日に済ませていたので、当日の準備だけしてさっさと部屋を出ます。
缶コーヒーを外のリクライニングチェアで飲み、朝のひとときを…。
そうこうしているうちに部屋で女性陣が準備を済ませるという段取りです。
4:30にロビーに到着、ホテルで用意してもらった食事(朝食&昼食)をゲットします。
ホテルは慣れているので、てきぱきと人数分の食事を用意。
これが朝食の代わりです。
フロントで手続きをしていると、ツアーのガイドさんが登場。
マキオさんという、ワタシ達と同年代くらいのお兄さんでした。
話しやすそうで◎です。
早速マキオさんの車に乗り込みます。
ホテルから40~50分くらいのところにある荒川登山口へ。
登山口にたどり着くと、トイレを済ませてまずは腹ごしらえ。
一般的なプランではここで朝食を摂り、荷物を減らしつつ体力補給です。
またトイレですが、一旦出発してしまうと3時間歩かないと次がないとのこと。
♂はいいですが、♀の方には若干キツいかも知れませんね。
入念に準備体操を行い、いざ出発です。
…ところで、かなり気合の入った方々がいました。
わざわざコスチュームまでそろえているほどの徹底ぶり。
↓この方々です。
2006年バージョン?

…ちなみにこの方々、これ以降この姿で会うことはありませんでした(汗)。
非常にいい天気で、レインウェアを使う必要がなかったので脱いでしまったのかもしれません。
バンダナの人は見たので、おそらく間違いないでしょう。
さて、気を取り直して出発です。
ところでこの登山道、最初はトロッコ線路沿いにずんずん進むことになります。
片道4時間半ほどの行程のうち、3時間ほどはこのトロッコ線路を歩くことになります。
…というのもこのトロッコ線路、昭和30年代頃を全盛に伐採された木を運ぶためのものだそうで。
この木の伐採に携わった人々はこの山奥に「小杉谷」という集落を作り、比較的裕福に暮らしていたそうです。
今も、この登山で怪我人が出た場合や登山道の補修のときなどはトロッコが出動するとか。
ちょっと見てみたい気もします。
怪我はしたくありませんし、怪我している人を見るのも微妙ですが…。
ところで「トロッコ」といえば『インディ・ジョーンズ』か『忍者じゃじゃ丸くん』しか思い浮かばない管理人はちょっと発想が貧困。
現役で動いている中では最古のトロッコ線路だそうで。

このトロッコ線路、地味に疲れます。
序盤は枕木をひたすら歩くため、歩幅が強制的に決められてしまうこともあるからでしょうか。
このトロッコ線路が約50分続きます。
雨の日は滑ることもあるのでご注意ください。
途中、朽ち果てたトロッコの残骸を見ることができます。
片付けないのは、この朽ち果てたトロッコに杉の子供(小杉といいますが)が生えてきているため。
「小杉(コスギ)」という単語が出てきました。
敢えて書かなくてもいいでしょうが、決して「リ○ビタンD」の人のことではありません。
基本的に屋久島にある杉を全て「屋久杉(ヤクスギ)」というのではないそうで。
屋久島にある杉の中でも、特に樹齢1,000年以上のものを「屋久杉」といい、それ以下のものを「小杉」、
またそれとは別に植林のものを「地杉(ジスギ)」というそうです。
一般に、杉は樹齢300年ほどと言われているそうです。
それがなぜ樹齢2,000年、3,000年もの長寿の杉になるのかといいますと。
それは、年間4,000~10,000mmもの多雨に恵まれている屋久島の特殊な自然環境と、屋久杉の樹脂の特性が起因しているそうです。
屋久島の土台は花崗岩で栄養分が少なく、杉の生長が他の地域に比べ遅くなるとのこと。
これが原因で、年輪の幅が緻密になり材質が硬くなるそうです。
さらに、それによって樹脂道に普通の杉の約6倍ともいわれる樹脂がたまる、と。
…で、この樹脂には防腐・抗菌・防虫効果があるため、屋久杉は長い年月の間不朽せずに生き続けられるそうです。
…要は、
屋久杉は栄養の乏しい花崗岩山地でたくさんの水に恵まれて、ゆっくり成長する
成長が遅いことから材質が緻密で樹脂が多く、さらに腐りにくいので結果的に長生きする
…っちゅうことですかね。
ブログって、こういったことを調べようと思うのもいいですよね。
そしてメモ代わりに記事を使うと。
…さて、せっかくですからついでに屋久島のことについても少し触れることにしましょう。
実際、登山中もこのあたりで屋久島についてマキオさんに話してもらいましたし。
屋久島は、1400万年前頃に隆起した花崗岩の島です。
およそ500km2の島で、本州などの4島を除くと9番目に大きな島だそうです。
(淡路島は588km2 )
周囲は130kmで、最高点は宮之浦岳1936m。これは九州でも最高峰です。
90%が森林、40%が国立公園で、島の20%が世界遺産に登録されています。
標高100m以下が主に暮らしの場所で、人口は14,000人ということです。
さて、登山の話に戻ります。
しばらく行くと、トロッコ線路が川を横切ります。
大小さまざまな川を横切るため、そこかしこに小さな橋がありまして。
中にはまったく手摺のないやつもありましたね。
手すりのない橋も。

歩き始めてから1時間弱。
大きな分かれ道に差し掛かります。
一方は引き続き登山道。まもなく「小杉谷」という、もともと集落だったところに着きます。
そしてもう一方は神社へ続く道だそうです。
ここで、神社の方に向かって一礼。
――このツアーが無事終わりますように――
そんな感じで次のエントリーに続きます。
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