面白そうな試みですが、大丈夫でしょうか?
いくつか問題がありそうですけれども…。
ハトをハイテク武装して大気汚染をモニター(ロイター)
大気汚染をモニターするために、携帯電話のバックパックを背負ったハトが利用されている。英国のニューサイエンティスト誌が1日、報じた。
今年8月、米カリフォルニア州サンノゼで、20羽のハトが空に放たれる。
ハトには、GPS衛星追尾受信機、大気汚染センサー、基本的携帯電話が取り付けられる。
大気の汚染度に関するテキストメッセージは、ネットからアクセスできるハトの特別「ブログ」にリアルタイムで反映される。
極小カメラがハトの首に装着されており、大気の画像を送信する。
これはカリフォルニア大学アービン校の研究員、ビアトリス・ダ・コスタ氏と彼女の学生2人の構想だ。
彼らは、携帯電話の基盤にSIMカード、通信チップ、GPS受信機、それに一酸化炭素と二酸化窒素を検知するセンサーを組み合わせ、装置のプロトタイプをつくった。
ダ・コスタ氏は同誌に「携帯電話を改造し、大気汚染センサーを一体化させました」と説明した。
研究チームは、全コンポーネントを1枚の基盤にまとめ、ハトがバックパックとして背負えるようにする計画だ。
ハトは、8月5日、サンノゼで開催される「インターソサエティ・フォー・エレクトロニック・アーツ」の年次シンポジウムで、空に放たれる。
ハトが送信するデータは、ブログのインタラクティブな地図に表示される。
確かに着眼点は面白いと思います。
ハトが見る景色は人間が見るそれよりもかなり大きいはずですから。
ワタシとしては、できればカラスとかにも付けてみて欲しいですが。
カラスの方が体も大きく、機械が邪魔になったりというのはハトよりも少ないと思いますので。
あとはカラスが見る景色はハトのそれとも異なる気がして、興味深いですし…。
「いくつか問題がある」と冒頭で書きました。
まず1番目に、ハトの動きに支障が出ないかということ。
機械がどのような大きさなのかは分かりませんが、ハトが日常生活を送るのに支障をきたさないかがまず1点です。
交尾するのに邪魔になるなど、言語道断です。
あと、変わったものを身に付けていることからイジメにあったり、他の動物から狙われたり。
これに問題がある場合、愛護団体などからクレームがくること請け合いです。
取り付けられた20羽のハトのが、どんな理由であれ早々に何羽か死んでしまったりした場合、責められるのはまず確実です。
2番目に、電源の問題。
当然、電源には寿命があるはずです。
太陽光発電にするにしても、集光装置のようなやつがいると思います。(専門外なのであまり知りませんが…)
場所も取らない上、半永久的に持つような電池があればワタシが欲しいです。
実際に取り付けられているものとしては、「携帯電話の基盤にSIMカード、通信チップ、GPS受信機、それに一酸化炭素と二酸化窒素を検知するセンサー」とあります。
SIMカードとは、携帯電話から取り外し可能なメモリ媒体で、データの送受信・保存・演算処理や自分の電話番号、ユーザーID、電話会社との契約情報(通話料金等)、電話帳データなど、携帯端末を機能させるのに必要な情報の殆どが記録されているものです。
ですので、ここで挙げている部品には発電関係の部品は存在しないため、交換あるいは定期的な充電が必要な電池しか付いていないと考えられます。
…充電が必要でも、例えば1ヶ月以上持つ電池でしたら、そんな心配はないんでしょうが。
水に浸かった場合の問題…は、さすがに考えられているでしょう。
(…まぁ、そんなことを言えば、発電、充電の問題も考えられているでしょうが)
他にも雷に当たりやすいかもとか、機械や通信処理のトラブルの可能性とかいろいろありますが、最後は人災です。
心無い人間が機械を持ったハトをどうにかしてしまったり、ブログの内容を書き換えたり。
心配しだすとキリがありません。
まずは、平和の象徴であるハト自身の平和が乱されないことを祈る次第です。