2日目もゆっくり起床。
「せやねん」を見つつ、ブライトンホテルの朝食は高いねということで前日ファミマで買ってきたカフェラテとサンドイッチを食べつつ優雅に朝を過ごしました。
※優雅なのは部屋のみ
11:30くらいに余裕を持ってチェックアウトをすると、ロビーにはチマチョゴリを着た集団が…。
「チマチョゴリ可愛いね」などと言いながら横目で眺めていると…
真打ち登場です。
ノーマルなチマチョゴリを訪問着とするなら、振袖というべき豪華なそれに身を包んだ女性。
そしてその隣には源頼朝のような衣装に身を包んだ男性が…。
結婚式でした。
クリスマスイブにチマチョゴリを着てチャペルで挙式を挙げるというのはオツでしたが、ものすごく綺麗だったのでそんなことはどうでもいいです。
周りもみんなチマチョゴリというのはなかなか新鮮でした。
いいもん見ました。
まずは、地理的にも近かった京都御苑へ。
京都御苑。
先日ブッシュ大統領がヘリで来たという。
どの辺に降りたんかなぁなどといいながら、とりあえず一周。
途中、雪だるまなんかを作ってみました。
雪だるまbefore。(後でもう一度通りました)
で、その後は織成館 という所へ。
非常に印象的でしたので、ちょっと詳しく書こうと思います。
染織・工芸文化の振興を目的に設立されたそうで、石畳の通りに面した小粋な場所にありました。
西陣の伝統的な家屋の特色をそのまま残して、一部を展示館として改装したという織成館。
「鰻の寝床」といわれる縦に細長い京の町屋造り。
かつてここは通り庭(表から裏庭まで一直線に通る土間)だったため、台所の排気のため屋根裏までの吹き抜けだったそうです。
すごく高い天井が印象的でした。
一階は能の装束が主に展示されており、係の方が説明してくれました。
そして二階。全国の手織物が展示されており、「自由に見学してください」とのこと。
大麻がまだ違法でなかった頃に織られた大麻の麻布などがあって、思わず見入ってしまいました。
ヨメも興味のあるところで、熱心にそれらを見学。
ちなみに一階に戻ると、お茶とお菓子のサービスもありました。
そのほかにも時間は決まっていますが、別館の製織工場で織り機を使った作業工場を見学できます。
この道「まだたったの37年」と自ら仰る方が熱心に説明してくれました。
非常に細かな縦糸(一本の帯に約4800本!)の間に、すごいスピードで横糸を代わる代わる何色も織り込んでいく様子が見学できます。
細かい柄は1時間に10cmほどしか進まないという、根気の要る職人技です。
5mの帯を、その方は一ヶ月掛けて丹念に仕上げるそうです。
機械で織った西陣織は、横糸を帯の幅いっぱいに通すために帯自体が重くなるそうなのですが
手織りの場合は使う部分のみにしっかり横糸を織り込んでいくため、強度の面でも軽さの面でも機械のそれを上回っているとのことです。
このすばらしい手織りの西陣織を残していくために、買えないまでもせめて情報を広めたいと思い、ちょっと詳しく書いてみました。
…で、もう一度京都御苑を通った時の雪だるまくんはコレ↓。
雪だるまafter。
…えらく疲れ果ててしまいました…。
ちょっぴり可哀想。
…ちなみに夕食はお義母様主催のふぐ忘年会ということで、この日は割と早めに帰りました。
帰りの河原町付近はイブということもあり、すごい人(特にカップル多し)でした。