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SHANTIドキドキアップ

 

 

大好きなブロガー!で、

 

時には、博多の不動産王!

 

時には、さとうみつろうの親衛隊隊長!

 

はたまた時には、メッチャボインなお姉さん!の

 

リボンちゃんが、俺のブログを

とてもデンジャラスに紹介してくれた(笑)ww。

好きなブログ第3弾 おっちゃんのブログ

 

リボンちゃんの読者が減ってしまうと

困るので、少しはましな過去ブログを

再アップさせてもらいます!

 

それではお付き合いください!

 

瞳の話。

 

夕暮れ に対する画像結果

50年近くも、昔の話・・

 

記憶も削がれると同時に、

そこには、実在しない観念まで

付着していて・・

それを話す事って、何ページも欠落している

童話を読み聞かせるみたいなモノかもしれない。

 

 

保育園に通ってる頃、

仲の良い女の子がいた。

 

名前は憶えていないが、

その子は、:せっちゃん:って

呼ばれていた。

 

 

 

空色の園服が、今でも目に

焼き付いていて、僕は死ぬまで

それを忘れないと思う。

 

 

せっちゃんは兎に角、元気な

明るい女の子で、

甲高い声で いつも僕に話しかけてくれた。

 

 

 

そして・・よく笑った!

まるで唄うように。

 

・・・

 

・・

 

正直に話そうと思う。

 

・・・

 

・・

 

 

せっちゃんは、左目が不自由だった・・

 

 

 

 

 

 

生まれつきなのか・・

なにかの事故で、そうなったのか・・

 

それは・・わからない。

 

でも、

せっちゃんは、何一つ不自由な事はなく

日常を過ごしていたし、

それを気にしている様子もなかった。

 

ただ・・

 

僕は、

 

どうしても、その瞳を見てしまった、

話す時、ご飯の時、おやつの時、

いつもいつも、せっちゃんの

左目を見た・・

 

いや、

見てしまった。

 

 

 

 

 

 

せっちゃんは、それに気付いていたと思う。

それは、今思う事ではなくて、

当時の僕も気付いていた。

 

 

 

曇りガラスみたいに、なんの表情も

ない瞳に、白い傷と濁った跡があった。

 

その瞳に、何が見えるのだろう?

僕は いつも そう思っていた。

 

一度だけ・・

せっちゃんに聞いたことがある。

 

「何が見えるの」?・・って。

 

 

 

 

 

一瞬・・

せっちゃんが空っぽになった様な

気がした・

 

 

純粋さゆえの残酷性。

 

 

 

夏の陽射しも、

 

青い空も、

 

ひまわり畑も、

そして・・

 

何もかもが、僕を置いてきぼりにした。

 

夏の生ぬるい風が、冷たくゆっくりと

通り過ぎ、やがて遠くから・・

 

一人ぼっちの僕に、

せっちゃんが言った。

 

 

 

そして、やさしく

 

 

 

 

微笑んでくれた。

 

忘れ物を取りに戻って来るように

夏の暑さが、僕を覆った。

 

なぜかわからないけど・・

僕の思い出の中の

せっちゃんは、

夏にしか存在しない。

 

 

そして、いつも

ひまわり畑の中で笑っている。

 

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