2月2日、出雲市の国富コミュニティセンターで、27年秋に島根県と出雲市が島根半島東部地域で実施したニホンジカの生息頭数調査の結果とベイズ法による解析について関係住民への説明会が行われました。区画法によるシカの調査は、昨年の10月16日から11月25日まで、島根半島の北山地域1206㌶で6日間、湖北地域655㌶で4日間行われ、北山地域で78頭、湖北地域で27頭がそれぞれ目視されました。これを前年までの調査結果と比較すると、北山地域では若干の減となりますが、湖北地域では生息域の拡大傾向が懸念されるところであり、㈱野生動物保護管理事務所によるベイズ推計では、北山で951頭、湖北で1869頭の生息可能数値が報告されました。島根半島のシカ被害は造林木で平成初年からの累計が3億2千万円余とされ、造林木の剥皮などの被害区域が半島全体に拡大する可能性があることから、平成26年には1600頭、平成27年にも1300頭を超える駆除が実施されています。出席者からは「半島地域の鳥獣被害はシカだけでなくイノシシやヌートリアなどに及んでおり、座視できない」との指摘や「銃猟の有資格者減少や狩猟免許保持者の高齢化は有害鳥獣の駆除体制の弱体化につながる」「駆除後の後始末方法を検討すべき」などの意見があり、島根県や出雲市の行政担当者からは「新年度も徹底駆除の方針を継続し、関係住民の皆さんと協調して捕獲圧を高める努力を図る」とのコメントがありました。
 今日から早や2月。日本では「きさらぎ」と呼び、漢字は中国の2月の異称である「如月」を充てますが、読みは寒さがまだ残る時期であり、衣を更に重ね着する意の「衣更着(きさらぎ)」が変じたとする説が一般的のようです。明後日は節分、翌日が立春、8日は旧正月で、中国や台湾、シンガポールなどでは「春節」として盛大に祝賀行事が行われます。近年、とみに日本の年末年始にあたるこの時期には中華圏からの観光客の訪日ラッシュの光景が目に浮かびますが、昼のTVニュースでは「球春」としてプロ野球のキャンプインが報じられたように、日増しに「春」とつく言葉や行事が多くなります。そろそろ、花粉の飛び始める季節となります。花粉アレルギーの皆さん、(小生も15年ほど前からですが・・・)、抗アレルギー薬の服用やマスクの着用などの対策を怠ること無き様、くれぐれも注意しましょう。

 1月30日、カタールのドーハで行われていたサッカー男子のリオデジャネイロ五輪最終予選を兼ねたU-23アジア選手権の決勝で、日本は韓国と対戦し3-2で逆転勝利を挙げ、国際レスリング連盟(FILA)が『第2の世界選手権』と位置づけて本年から開始する『FILA Golden Grand Prix』の初戦となる「ヤリギン国際大会」がロシアのクラスノヤルスクで行われ、04年アテネ五輪から12年ロンドン五輪まで63㎏級で3連覇し、世界選手権は10連覇するなど、リオ五輪で4連覇が確実とされている伊調馨がモンゴルの新鋭プレブドルジにテクニカルフォール負けを喫したと対照的なビッグニュースが流れました。サッカーの日韓代表戦は日本の13勝28敗23分(U-23は4勝7敗4分)と圧倒的に負け越しており、今回も「分が悪い」と見られていましたが、手倉森監督が周到に準備した「終盤勝負のゲームメイク」が功奏したものと考えられ、一方で、女子レスリング界で吉田沙保里とともに絶対女王と称される伊調選手の敗戦は、この2年間、25戦無失点中にもかかわらず、試合前に自らが「間合いや詰め方に課題がある」と明かした通りの結果となりました。江戸時代に平戸藩主であった松浦静山が著した「剣談」のなかに「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議の負けなし」とあり、「道背けば必ず負ける」と説いています。『道』の解釈は様々ですが、勝負の綾は「培った戦術が迷いなく出し切れるか」という点にあると見ました。