別海ジャンボグルメ推進協議会スタッフブログ -4ページ目

特産品ブランドの情報発信力①

 先日のご当地グルメの情報発信力に続いて、特産品ブランドの情報発信力について考えてみたいと思います。

 まず、牛乳について考えてみたいと思います。

 平成21年1月27日google調べ。

【別海の牛乳に関する検索キーワードのヒット数について】

 "別海牛乳" 431件

 "べつかいの牛乳屋さん" 557件

【中標津の牛乳に関する検索キーワードのヒット数について】

 "中標津牛乳" 1,090件

【十勝の牛乳に関する検索キーワードのヒット数について】

 "十勝牛乳" 8,660件

 このように、インターネット上で十勝の牛乳は圧倒的な情報量を誇っています。

 生乳生産日本一のまちとして、大きな課題です。

 "別海牛乳"より"中標津牛乳"がヒット数が多いのは、「中標津牛乳」がその名称で製品化されてるからだと思います。

 それにしても、"別海牛乳"に"べつかいの牛乳屋さん"を加えても"中標津牛乳"に及ばないというのは、なぜなのか調べてみると、"中標津牛乳"に関する情報発信は中標津町民に主体性があり、"別海牛乳"については、別海町民からの発信が乏しいことがわかりました。

 高速無線LANの整備に1億円をかけていますので、ぜひ、別海町の生産者の皆さんも情報発信してもらいたいですし、協議会としてもより力を入れなければいかないと思います。

 なお、"豊富牛乳"は、2,250件。

 やはりセイコーマートで取り扱っている影響により情報発信量が多いですね。  さて、次の記事で生乳生産地の町の名前と"牛乳"で検索していったときのランキングをみてみたいと思います。

ご当地グルメ情報発信力ランキング

前回の記事 に続いて、北海道のご当地グルメをミックスした場合のランキング化をしてみました。

もし、漏れているものがあれば、お知らせください

対象となるご当地グルメは、提供店舗が複数あることです。新・ご当地グルメは太字にしています。

今回のランキングについて、毎月調査して推移をみてみたいと思います。私の出身地の中標津ミルキーラーメンが意外と高かった!商品化もされていますしね。


1位 札幌スープカレー 47,600

2位 エスカロップ(根室) 34,900

3位 室蘭やきとり 29,100

4位 新得そば 24,000

5位 室蘭カレーラーメン 22,000

6位 富良野オムカレー 17,400

7位 帯広豚丼 11,000

8位 ガタタン(芦別) 9,210

9位 美唄やきとり 8,850

10位 中標津ミルキーラーメン 6,750

11位 オホーツク北見塩やきそば 6,100(北見塩やきそば 7,300)

12位 いしかりバーガー 5,480

13位 鹿追そば 5,190

14位 なんぷエゾカツカレー 3,080(エゾカツカレー 3,580)

15位 美瑛カレーうどん 2,870

16位 深川そばめし 1,850

17位 別海ジャンボホタテバーガー 1,240(ジャンボホタテバーガー 1,630)

   別海ジャンボ牛乳 484

18位 十勝芽室コーン炒飯 1,640(芽室コーン炒飯 1,900)

19位 オホーツク紋別ホワイトカレー 1,540(紋別ホワイトカレー 1,730)

20位 日本海えびタコ餃子 1,450

21位 白老バーガー&ベーグル 1,340

22位 根室さんまロール寿司 1,280(さんまロール寿司 1,610)

23位 ニセコ羊蹄コロッケ定食 1,150

24位 オホーツク網走ザンギ丼 950

25位 苫小牧ホッキカレー 392

26位 標津ブランド丼 292

27位 しらおいシーフードカレー 186

28位 天売ガヤ天丼 132

29位 士別ラム肉スープカレー 128

30位 天塩はシジミだけじゃないタコキムチ丼 24(天塩タコキムチ丼 14)

31位 焼尻タコ揚げ定食 21

32位 しべつ海の香ラーメン(標津) 9

ホワイトカレーソング

 別海町の新・ご当地グルメ「別海ジャンボ牛乳&別海ジャンボホタテバーガー」の先輩新・ご当地グルメ「オホーツク紋別ホワイトカレー」に応援ソングができました!

 なんと高校生が歌っています。

 紋別は高校生と連携していますね。ホームページも高校生が運営しています。

 みなさんも聞いてみてください。→こちら

 ちなみに同じく新・ご当地グルメである「富良野オムカレー」にも公式ソングがあります。

 それはこちら

 なんと、小学生のバンドです。

 ・・・すごいですね。

新・ご当地グルメの情報発信力

 「新・ご当地グルメ」には、定義があります。

 世の中に、「「○○○」つくりました!」と報道されるもいつしか提供店が減り、ご当地グルメになりきれなくなるケースがよくあります。

 「新・ご当地グルメ」は、そのようなことがないように、「普及推進する組織があること」という定義があります。

 普及推進策はいろいろありますが、その一つの手法は「情報発信」です。せっかくよいものなに、情報発信をしてなければ売れません。

 「新・ご当地グルメ」は次のとおりこれまで16のグルメがデビューしています。

 平成21年1月25日現在、googleで検索してヒット数によりランキング化したのが次のデータです。

 括弧書きしているのは、デビューの順番です。第1号「美瑛カレーうどん」から始まり、私たちの「別海ジャンボ牛乳」と「別海ジャンボホタテバーガー」は、第15号、そして先月「天塩はシジミだけじゃないタコキムチ丼(略称:天塩タコキムチ丼)」の第16号までです。

 ところが、ご覧のとおり検索ヒット数はかなり幅があります。

 同じ「新・ご当地グルメ」を提供している仲間として、お互いのよい取組を共有することが大切です。

 検索ヒット数を向上させるためには、自ら情報発信をすること、提供店がお客様に喜んでもらってお役様のクチコミを広げること、催事等に参加しPRすること、メディアの露出を増やすこと等々、いろいろあります。

 第1位の富良野オムカレーは、公式サイトはありませんが、「カレー番長」である松野さん(富良野市役所職員)が毎日ブログサイト を更新しています。また、B級グルメの祭典であるB-1グランプリ等、積極的な催事参加で知名度が向上しています。群を抜いています。

 第2位のオホーツク北見塩やきそばは、デビュー後18ヶ月間で15万食を超える実績だけでなく、塩やきそばソースをブルドッグソースが開発 し店頭販売されており、公式サイトを有するだけでなく事務局の拔山さんがブログ 更新を積極的に行っています。

 第3位のなんぷエゾカツカレー。これに一番びっくりしました。南富良野町 は、人口が昨年末で3,000人切っています。この後紹介しようと思っていた市町村魅力を測定したデータでは、町村でありながら、全国の上位にランキングされています。なんぷエゾカツカレー、第4位の美瑛カレーうどんともに、第1位で紹介した松野さんのブログで情報発信が豊富であったり、カレーぐるみでイベント を企画していたり、そういう要素もありそうです。なんぷエゾカツカレーの第3位の原因を探ることは、別海にとってかなり勉強になりそうです。ちょっと調べてみます。

 第4位、第5位の美瑛カレーうどん、深川そばめしは、インターネットの自主的な情報発信はそれほどでもありませんが、イベントの参加やビジネスの広がりが効果的なようです。また、携帯版の桃太郎電鉄HOKKAIDOで物件に登場しています。美瑛カレーうどんは商品化 もされています。

 そして、第6位は、別海です。ジャンボホタテバーガーとジャンボ牛乳を足して第6位とさせていただきました。

 第7位の芽室コーン炒飯は、ばんえい競馬とのタイアップ企画やブログ の頻度の高い更新、町の広報での特集、公式サイト のたちあげ等、積極的なプロモーションを行っています。

 第8位のオホーツク紋別ホワイトカレーは、高校生が公式サイト をたちあげているそうです。歌までできたそうです。

 第9位の日本海えびタコ餃子は、スープ餃子タイプとカレー丼タイプの2種があり、やはりカレーぐるみの全道的な取組が情報発信力を高めているのでしょうか。

 以下、割愛しますが、次の記事で、他のご当地グルメとの比較をしてみたいと思います。

1位 富良野オムカレー(第2号) 17,400

2位 オホーツク北見塩やきそば(第4号) 6,100(北見塩やきそば 7,300)

3位 なんぷエゾカツカレー(第9号) 3,080(エゾカツカレー 3,580)

4位 美瑛カレーうどん(第1号) 2,870

5位 深川そばめし(第3号) 1,850

6位 別海ジャンボホタテバーガー(第15号) 1,240(ジャンボホタテバーガー 1,630)

   別海ジャンボ牛乳(第15号) 484

7位 十勝芽室コーン炒飯(第13号) 1,640(芽室コーン炒飯 1,900)

8位 オホーツク紋別ホワイトカレー(第6号) 1,540(紋別ホワイトカレー 1,730)

9位 日本海えびタコ餃子(第5号) 1,450

10位 白老バーガー&ベーグル(第7号) 1,340

11位 根室さんまロール寿司(第10号) 1,280(さんまロール寿司 1,610)

12位 ニセコ羊蹄コロッケ定食(第8号) 1,150

13位 オホーツク網走ザンギ丼(第14号) 950

14位 天売ガヤ天丼(第11号) 132

15位 天塩はシジミだけじゃないタコキムチ丼(第16号) 24(天塩タコキムチ丼 14)

16位 焼尻タコ揚げ定食(第12号) 21

30,000ページビューを突破!

公式サイト が昨年8月15日のデビューから約半年で30,000ページビューを突破しました。

セッション数(何回アクセスされたか)が5,661

ユニークユーザー数(何人が見てくれたか)が3,336

ページビュー数(いくつのページ(記事)をみてくれたか)30,986


活動の発展とともに、サイトをリニューアルし、より魅力的なサイトにしたいと考えています。

みなさんのサイト、ブログからもリンクを貼っていただけるとありがたいです。

ご連絡お待ちしています。

kumiさんからレポートいただきました。

 「双葉」において、別海町の新・ご当地グルメ「別海ジャンボ牛乳+別海ジャンボホタテバーガー」をオーダーされた「kumi 」さんがご自信のブログで紹介していただきました。

こちら!

 ありがとうございました!

おいしいジンギスカンなら「北一じんぎすかん 」!b_kitaichi160.gif

kazzさんからレポートいただきました。

 昨年のクリスマス町内のマルチメディア館で開催された素敵なライブ「quasimodeツアーファイナル」において、メンバーの皆さんに別海町の新・ご当地グルメ「別海ジャンボホタテバーガー」をオーダーしていただきました。

 メンバーの中からベーシストの須長和広さん(kazzさん)がご自信のブログで紹介していただきました。

こちら!

 それにしてもファンの方からもジャンボホタテバーガー、ジャンボ牛乳に対する反響がすごいです。

 人気の高さですね。

 ありがとうございました!

【リンク】

 ・Kazuhiro Sunaga's Home page

 ・Day Tripper !! 須長和広(b)のブログです

 ・quasimode公式サイト http://quasimode.jp/

ゆきひーさんからレポートいただきました。

 「カフェ・オーク」において、別海町の新・ご当地グルメ「別海ジャンボ牛乳+別海ジャンボホタテバーガーセット」をオーダーされた「ゆきひー 」さんからご自信のブログで紹介していただきました。

こちら!

 ありがとうございました!

おいしいジンギスカンなら「北一じんぎすかん 」!b_kitaichi160.gif

ぼくたち20代~40代が地域を変える~新・ご当地グルメに取り組んだこの1年①

ぼくたち20代~40代が地域を変える~新・ご当地グルメに取り組んだこの1年~


 平成19年秋、一冊の資料の中に根室管内の将来的な人口推計データを発見した。それを見て凍りついた。別海町の人口が20年後に2/3になる。16,500人の人口が11,000人になってしまう。ぼくも行政経験や地域の異業種交流が長くなり、人口の減少がまちに及ぼす影響を容易に想像できるようになった。たまらない危機感を覚えた。不安になった。


 その数日後となる平成19年11月26日、劇団「ふるさときゃらばん」の別海公演が終了し、公演が成功に終わったものの疲れきっていたその翌日、JAべつかい青年部長の臼井君から電話があった。彼とは、劇団の公演をともに運営し、それまでも地域活動をしてきた仲間だ。


「じゃらんのヒロ中田編集長が来ているんですけど、懇親会に来ませんか?」


「来てんの!?いくいく!」


 JAべつかいの生産者組織から牛乳消費拡大をテーマとした講演会に招かれていたヒロ中田さんを囲んでの懇親会だった。昼に講演会をやっているなんて知らなかった。


 夜の懇親会は、農協合併の話題等に終始され、編集長の講演内容や観光産業の話題に触れることもなく時間が流れた。もったいない時間だと思っていた。


 そのため、2次会の最後までご一緒した。編集長曰く「講演で呼ばれて、一緒に地域づくりをしようと呼びかけても、ほとんどの町からリアクションがない」とのことであり、その言葉に驚いた。ぼくは当然リアクションするつもりだったからだ。地域をあげてリアクションをしなければならないと。


 なぜなら、根室管内は、北海道じゃらんで特集されることがなく、ずっとぼくの中ではその事実を問題化していたいのだ。これだけ情報化社会になると美味しくなくても、美味しいと言えば売れてしまうし、海が無い町でも水産会社がネット販売で大ブレイクする。


 基幹産業が酪農と漁業であるわが町・別海町は、「生産されたものをどれだけ町外に売るか」、「ブランド化で付加価値をつけるか」というシンプルな戦略で取り組んでいくべきであり、そのためには、やはり観光に力を入れて、当地に赴く観光客を増やし、リピーターファンを増やすことが重要だと考えていた。観光協会などでたくさんリーフレットをつくっても、近郊にしか設置していなければ、地方の人に対しては的確なプロモーションとはならない。だからこそ、「北海道じゃらん」のような道内随一の観光情報誌と確実に連携しなければならないと考えていた。このチャンスは逃せなかった。


 その翌日、臼井君に電話して、平成20年は新・ご当地グルメにチャレンジしようと意志統一をした。


 一方で、私はその翌日に編集長にメールをし、お礼をすると、


 こちらこそありがとうございました。

 具体的に何かできるといいですね。

 まずは

 ご当地グルメ開発からやりませんか。


と返信メールをいただいた。


 とはいえ、やはりちょっと疲れていたし、自分からファーストアクションを起こそうとは考えられなかった。


 翌月となり、編集長の講演を聴いた酪農青年の加藤君に相談があると呼び出された。共通の知人である田中さんの家にぼくは赴き、彼と初めて話をした。


「牛乳消費拡大もマンネリ化しているので、新たな試みとしてご当地グルメをやってみたいんです。編集長の話にものすごい可能性を感じました。」とのことであった。


 彼の熱いメッセージに、ぼくも少しエンジンがかかった。


「俺は何もできないけど、地域に頼りになる先輩たちがいるから相談してみようか?」


それまで交流してきた地域の先輩たちに声をかけて、異業種組織の発足に奔走することにした。


 まずは、前商工会青年部長の鈴木氏に声をかけた。非常に頼りになる人で、商工会青年部長時代に根室管内のスローフードラリーというイベントを手がけた人であるし、グルメ通だ。


「面白うそうだね。」


 劇団講演に続いての協力依頼であったため申し訳ない気がしていたがOKしてくれた。


 その一方、臼井君は、札幌に行った。編集長に直接「新・ご当地グルメにチャンレジする」意向を伝えるためだった。彼自身は、すでに北海道じゃらん編集部に伺うことを講演会の日に編集長に明言していた。当時、彼の告げた予定日には、編集長から「その日はいない」と言われていたが、行ってみるとたまたま会社に編集長がいらっしゃって結果的には会うことができた。担当スタッフを紹介してくれた。


 こうして、平成19年は終わった。「新年は、何かが起こりそう」という期待感とともに。


 この段階では、平成21年1月現在活動している別海ジャンボグルメ推進協議会のメンバーのうち、私と臼井君、加藤君、田中さん、鈴木さんの5人だけのつながりでしかない。30代前半の5人でしかいないネットワークがその後4ヶ月で劇的に広がっていく。


(続く)

「ふるさと祭り東京」別海町PR

主催者から追加で写真が送られてきましたので、アップします。

写真は、「ふるさとステージ」別海町PRタイムの聴衆の様子。

写真2枚目は、最終日にクイズ企画で野付産ホタテをゲットしたかたです。

喜んでいただいてうれしいですね。


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