ジャンバーズ日記 -21ページ目

天国(うえ)を向いて歩こう

昨年、ジャンバーズでも上演した「天国(うえ)を向いて歩こう」。

ちょっと前に福岡の劇団ショーマンシップさんが上演してくれて、その時のDVDを送っていただいた。

この台本は、いろいろな団体に上演してもらえて、幸せな台本です。

そして、今、また別の劇団で上演するために、台本を改訂してます。

もともと登場人物が5人の話だったんだけど、ジャンバーズで上演するにあたって、登場人物を一人増やし、6人の話に改訂した。

今度は、なんと登場人物が一気に増えて、11人!

なので、新しいエピソードが増えます!

公演の詳細は、またお知らせしますね!

目撃者

人がくるまにひかれる瞬間を目撃してしまった。

右折するタクシーが、横断歩道を渡ってるカップル(若夫婦?)を跳ね飛ばした。

カップルは、跳ね飛ばされて、二人とも倒れてる。

男性の方は、意識がはっきりしてるようだけど、女性の方はまったく動かない。

自分は、20メートルくらい離れたところにいたんだけど、すぐに駆け寄った。

タクシーから30すぎくらいの運転手が、真っ青な顔をして降りてきた。

タクシーには乗客がいて、50歳くらいのオッサンだったんだけど、タクシーを降りると、さっさと去って行った。

自分以外にも、近くにいた人が何人か集まってきた。

この場に居合わせてしまった俺は、どうしたらいいんだろう?

まず、救急車を呼ばなくちゃ、と思ったんだけど、俺が電話していいんだろうか?

タクシーの運転手が自分で呼んだ方がいいのかな?

もしかして、裁判とかになったら、加害者が自分で救急車を呼んだかどうかが重要になってくるなんてことはないだろうか?

なんて考えているうちに、運転手がちゃんと救急車を呼んでいた。

車道の真ん中に、被害者が倒れてるので、歩道に動かした方がいいんだろうか?

でも、こういう場合、動かさない方がいいんだろうから、とりあえず、被害者の前に立って、走ってくる他の車からガードしてた。

しばらくして、救急車が来た。ちょっと遅れて警察もやってきた。

とりあえず、二人とも命に別状はない様子。

こういう場合って、どのタイミングでその場を去ればいいか、難しいね。

自分がいても、何の力にもならないから、いなくてもいいんだろうけど、

もしかして、目撃者の証言とか、警察に求められたりしないだろうかって思って、しばらくその場にとどまったんだけど、警察には何も聞かれないから、行っていいものかどうか・・・。

被害者の女性の家がすぐ近くだったらしく、男性の方が電話で女性の家族を呼んでいた。

なので、自分は、とりあえず女性の母親らしき人に名刺を渡して、

「目撃者なので、もし何かあったら連絡ください」と伝えて、現場をあとにした。

それにしても、腹たつのは、タクシーに乗ってたおっさんだよな。

係わり合いになりたくないから、さっさとどっかに消えちゃったもんな。

もしかして、あのオッサンが「早くいけ!」とか言って、運転手にプレッシャーかけてたんじゃないのか?

運転手は、ずっとうなだれて、あわれで見てられなかった。

芥川賞

西村賢太が芥川賞とったね。

ファンなので、うれしい。

ファンっていっても、「どうで死ぬ身の一踊り」しか読んでなくて、受賞作も読んでないんだけど。

ダメ人間の話って、どうしても感情移入してしまう。

何度も大きな賞にノミネートされながら、いま一歩のところで評価されてない感じだったのが、ついに受賞。

俺と年齢もだいたい同じなので、今回の受賞は、刺激を受ける。

俺も、もう少しがんばろう。

俺は、賞には縁がないのかと、あきらめかけてるんだけど。

もちろん、賞をとることが最終的な目的で作品を作ってるわけじゃないんだけどね。