黄色と緑。
私の住んでいるところは、プラハから高速で1時間ほどのところにあります。
凄く田舎というわけではないけど、都市と都市の間にあるからなのか、
お国柄なのか
とにかく広い野原がずーーーーっと広がっているんです。
それが野原じゃなくて畑だと教えられたのは冬でした。
そして春になり、
ほとんどが菜の花畑だと知ったのです。
黄色、黄色、黄色の菜の花。千葉の菜の花畑なんて目じゃない。
さらに、畑じゃないただの野原には一面のタンポポ。
これもまた黄色い。
もちろん、草や葉も青々と育っているので、緑もとても濃いのです。
林檎や桃の白やピンクの花も美しく咲いているけど、
日本の春とはまた違って、
チェコの春は黄色と緑が強烈に主張しまくってるなぁ。
そんなふうにちょっと私的に思ってました。昨日まで。
週末、買い物に出かけたり、庭仕事をしていると、やけに白いものが飛んでいて、
虫の大量発生!?とビビッていたら、違ったんです。
AKB48のヘビーローテーションのPVの、枕投げのシーンで飛びまくっている羽毛のように、
タンポポの綿毛が、
ふわふわふわふわふわふわ飛んでたんです。
子どものころ、タンポポの綿毛が耳に入ったら耳が聞こえなくなるとか言われて恐れてたけど、
耳どころか鼻にも入りそうな勢いでした…
庭仕事をしていても、散歩をしていても外に出ればふわふわと白いものが視界に入ってくる。
黄色や緑はそこにいて、動かずただ存在を主張するけど、
チェコの白はふわふわと、しかし確かな物量で存在を主張しまくりです。
来年の春は、
マイキーの実家もタンポポ畑になるに違いない。
そして黄色は、チェコの春を確実に侵略し続けるのだ!
なんて思った週末でした。