こんにちは!
髪とお肌のツヤ、内面から10歳若返りを目指すビューティーサロン タカラの
藤基恵子(ふじもとけいこ)です。
2月11日創立56周年を迎えたキッカケに生い立ちの記を書いています。
生い立ちの記①②③④⑤はこちらです。
やむなく転校を5回繰り返した小学校~中学の頃 はこちらをお読み下さい。
はこちらをお読み下さい。
④厳しかった美容学校時代~インターン時代
厳しかった美容学校~インターン住み込み時代 のお話は、こちらをお読み下さい。
父は、自分が長男であるのに、娘2人で、後継ぎが居ないことを気にしていました。
姉は先に嫁いでいたので、私に後を継げということになりました。
母のお兄さんが、夫のお父さんと知り合いでした。
夫は、母と同じ故郷で、学校も母の後輩になります。
3人兄弟の末っ子で、養子に来てもらいました。
昔は養子に入るって、お金持ちのお家だけだったろうに、こんな、うちのような所に養子に入ってくれたのは、本当に感謝です。
当時の勤務先の社長、院長先生、仕事仲間のスタッフさんにも結婚式に出席してもらいました。
そして結婚と同時に、寮生活を終え、
マンションから通いました。
妊娠8ヶ月まで、そこの美容室でお世話になりました。
子供は2450gの未熟児で、
生まれた時、泣かなかったので、
先生は「この子、育つかなぁ」と小さな声で言いました。
夫は初めて見た時、子供は紫色の斑点だらけで、「うわ、カエルみたいな変なのが生まれた!」と思ったそうです。
鼻から胃まで管を通し、そこからミルクを与えていて、裸だし痛々しかったです。
目にはガーゼで光が当たらないようにしてありました。(目に良くないそうです。)
私は健康だったので、直ぐに退院したけど、
子供は退院できませんでした。
母乳が有り余るくらい出て、
毎日、ワンカップ大関のコップに入れて冷凍し、1日に10本くらい病院へ運びました。
何で、ワンパック大関かというと、
タッパウエアのように漏れなくて持ち運びに便利でした。
その後は順調に成長して、
3ヶ月検診では7200g。
普通以上に大きくなりました。
子供を連れて次第に母のお店を手伝うようになりました。
これでまた、私の美容師人生の新しいスタートが始まりました。
子供時代を知って下さっているお客さん達に歓迎してもらえるって贅沢な環境ですよね。
「学生時代に『ただいま帰りました~』って、帰ってきてたよね。」なんてお客様と懐かしく話が弾むのです。
これまで経験した店舗とは違い、
母娘、二世代の美容室ならではの光景が
そこには拡がっていました。
戸惑う事もありました。
私は、母のお店の邪魔をしていると知りました。
「小さな子がお店でウロウロしているからあそこは行かない」というお声が聞こえて来たことも。
母が、おんぶしてシャンプーをしてくれていた事もありました。
今から思えば、え~っ!?て、思うし、滑稽でもありますね。
逆にそれが良いって言ってくれはるお客様も居て下さったり……色々です。
もちろんお店を選ぶのはお客様です。
そんなお店に、ずっと来て頂いているお客さんには感謝しかありません。
大切な、大切なお客様。
本当に有り難く思っています。
母のお店に従事するようになり
仕事をしながら4人の子育てもしました。
保育園や周りの、たくさんの方達に、お世話になりながら何事もなく過ぎました。
仕事と育児に追われ、ジュリーの事も忘れていました。
今から思えば、せっかくジュリーの姿をテレビで見られたのに全くテレビは見ていませんでした。
何歳の時だったか、親友から誕生日祝いにジュリーのCDをもらいました。
「忘却の天才」でした。
レコードしか知らなかった私は、
この小さな銀色のものがCDという物だということ、
昔のレコードみたいなものだということを初めて知りました。
(ウソみたいな話でしょ!?)
CDを聴く機械も無かったので、CDプレイヤーまで持ってきてくれました。
家と、お店と、
近くの商店街しか出かける事がなくて
本当に世間知らずでした。
子育て中は本当に忙しかったです。
今と違って、紙おむつはありません。
布オムツを夜になったら手洗いして洗濯機に掛けます。
洗濯は1回では済まず、寝る前と朝と、1日3回は洗濯機を回します。
質素な生活をしていましたが、洗濯機だけは2台買ってもらってフル稼働していました。
夜泣きした時も私が抱っこしていると、夫が「変わるから寝とき」と変わってくれたり、ずいぶん助けてもらいました。
子供が大好きだというお客様が、
自宅に連れて帰って面倒を見てくれはった方もありました。
自分一人では到底生きていけません。
本当に周りの方達にどれだけお世話になったことか。
これからも、
感謝を忘れないように生きていかないアカンなと心から思います。。
また続きを書きます。
髪のツヤで10歳若返りを目指す
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