
3月16日、「ちろりや」というコーヒー豆屋さんにパンを持って行きました。
「ちろりや」さんは、コーヒーの他に紅茶やフェアトレードのチョコ、
雑貨なども売っている楽しいお店で、
2週間に1度ジュリアンロードのパンを置いてくれています。
地震(もしくは停電)の影響で、なぜか近所のお店にパンがなくなり、
「たくさん焼いてくださーい」
と言われたので、たくさん焼きました。
でも、内容はいつもと同じ白パンとクルミ・レーズン入りの
自家製酵母パン。
さっそく買ってくれたお店近くの友達から
メールが入ったのはうれしかったな。
今、お店にものがなかったり、停電したりすることは
私にとってはどうでもいいことであったりします。
多くの若い人たちも実はそうだったりするんじゃないかな。
ホントはこんな物がありすぎて便利すぎる生活は
いらなかったのかもしれない。
ちょっとくらい不便な方が人間やる気がでるのかも。
今回のことでいろんなことを考えすぎて
私はまだ体が日常に戻れないでいます。
それでも、みんながいろいろ考えているうちは
マシなのです。
一番怖いのは、
1年経ってみたら何事もなかったかのように
日常が営まれているのではないか・・・
ということ。
テレビを消してパソコンのスイッチを切ると
少なくとも私の生活は以前と変わりません。
そうやってみんなが、今回のいろいろなことを
忘れてしまうのがとっても心配です。
報道されていることは今現在でも現実のほんの一部だし、
今後震災や原発に関する報道は確実に減っていきます。
でも、それは今回の事実がなくなったということでは
ありません。
それを忘れないでいたいし、長い目でみた今後のあり方を
前向きに考えないといけないなぁと思っています。
そういうもやもやにさいなまれている人がいたら
ぜひ、思いを分かち合いたいな。