book 『ゼラルダと人喰い鬼』トミー・ウンゲラー | e-julian let-it-be

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日々、徒然なるままあるがまま。

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子供の頃の私は、お勉強のできる優等生でした。
でも、その実超いたずら好きでした。

バッタを集めて隣の家のお風呂の窓から投げ込んだり、
石を削って粉にして「青酸カリ」というラベルをつけて置いといたり・・・
もう時効だよねぇ・・・ごめんなさい。

根っからそんなので、なんでも遊び心をもってやりたいと思っているし、
真っ当とされることが必ずしも正しいとは思っていません。
だから好きジャックバウワー様。

いつになく話がそれてしまいました。

ウンゲラーの書く絵本は、子供に清く正しい絵本を!
と声高に叫んでいる大人には受けません。
いたずら心満載だからです。

でも、私はその力の抜けた、でも本質をついている
遊び心が大好きなのです。
それなくして人間生きていけません。

やるべきこととやらねばならぬことは時として
違うみたい。

かわいい少女ゼラルダはお料理をたくさん作りました。
それがあんまりおいしかったので、ゼラルダは人喰い鬼に
食べられなくてすんだのです。
そのうえ鬼と結婚して幸せにくらしましたとさ。

やっぱりおいしいお料理はみんなを幸せにするよねぇ・・
と思わずにんまりしてしまう絵本です。

ウンゲラーの大胆な絵も魅力。
『すてきな三人組』の方が有名かな。

ゼラルダと人喰い鬼 (評論社の児童図書館・絵本の部屋)/トミー・ウンゲラー
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