ーー社内広報
ジュノン・カーム方面での反神羅勢力の 伐倒および付近で多発しているモンスター退治のミッションにて、下記のものの殉職を通知する
ソルジャー2nd カンセル
ーー
レノが予定通り上手くやってくれたようで、俺は望み通り神羅を殉職とあいなった。
支給されたドッグタグも渡しておいたので、数日中には田舎の両親の元へ届けられる事だろう。
「親不孝な不肖の息子ですまない。」
元々ソルジャーになったと同時に、遺体は戻ることはないと言ってはあったのだが、戻ってきたドッグタグだけを思い出に、これから生きていかないといけない親のことを思うと、少し心が痛んだ。
でも、感傷に浸るのはここまでだ。俺にはやらなくてはならない事があるんだ。
レノは流石タークスってところだろう、偽の住民登録書と新しい名前を用意してくれていた。
あと、連絡をとるための携帯電話と俺の命と言っていい位のモバイル端末タブレットをよこしてきた。
「持つは友達ってね~」
***数ヶ月後***
少し浮ついた気持ちでいた俺の心がギュッと引き締まったのは、参考資料にと貰ったコピーに目を通していた時だった。
逃亡中の二人の兵士が、ジュノン付近で目撃されたと書いてある。
「このまま行くと…まさか!ミッドガルに向かうつもりなのか?!」
どう考えても敵の本拠地に突っ込んできているようにしか思えない。
先程の報告書によると、ザックスは実験の影響か又はポッドに閉じ込められていた為か、昔のような機敏さが減少しているらしい。
そんな状態でミッドガルになんて自殺行為だ!
何のため?あのスラムの娘に会うためかよ?
でも同時に送られてきた画像を見ると、共に逃亡中の一般兵は予想通りあのチョコボだとわかった。
そして、ずっと彼を守りつつ逃げているのだ。
わからない…取り敢えず、こっち方面に来ているのならば、この森にも立ち寄るだろう。
その時接触して保護すればいい。
その為にはザックスがこっち逃げて来るように仕掛けないとな。
俺はテーブルの上のものを下に叩き落とし、地図を広げた。
そして、ペンで自身の現在地と二人の目撃談による場所を囲み辿り重なった箇所に大きく赤丸をつけた。
そこは地図上では行き止まりもなっている場所であり、彼らと落ち合うにはベストな場所だった。
俺はもしかしたらこの部屋に尋ねてくる事があるかもしれない協力者のわかるように、地図をそのままにしその地点を目指し出発をした。
2013/11/9