数の操作④ | 受験算数はきょうもおもしろい

以前の記事の続きです。

 

今年出された数の操作の問題の第4回です。

 

次の計算の指示と矢印のルールにしたがって、計算を進めていきます。(関西大学北陽2024)

以下の問題に答えなさい。
⑴ ①に入る数を答えなさい。

 

右矢印右矢印右矢印

というルールを式にすると(直前の数を▢とすると)

よって指示にしたがい7から計算すると

 (7+3)×4-2=38 

 

⑵ 数が入る場所は②と③のどちらか答えなさい。また、その数を答えなさい。

右矢印 指示にしたがい6から計算すると

(6×4-2-2-2-2)÷2=8

よって10未満だから数が入る場所はでその数は8 

 

⑶ ④に入る数を答えなさい。

右矢印 最後の18から指示の逆の計算をしていくと

  • Bの逆は■÷4だから18÷4=4.5
  • Dの逆は■×2だから4.5×2=9
よって④は(Cの逆は■+2だから)
9+2+2=13

 

⑷ ⑤と⑥に入る計算の指示を入れ替えても⑦は同じ数になるとき、⑦に入るもっとも小さい数を答えなさい。ただし、⑤と⑥には異なる計算の指示が入ることとします。

 

右矢印 Aのところまで計算すると2+3×6=20

そして「⑤と⑥に入る計算の指示を入れ替えても⑦は同じ数になるとき」考えられる⑤と⑥は(足し算と引き算だけの計算、かけ算とわり算だけの計算は順番を変えても同じ結果になるから)

「⑤=A、⑥=C」か「⑤=B、⑥=D」

のどちらか。それぞれの場合に⑦がどうなるか計算すると

  1. ⑤=A、⑥=Cのとき…⑦=20+3-2=21
  2. ⑤=B、⑥=Dのとき…⑦=20×4÷2=40

よって⑦に入るもっとも小さい数は21 完了