分数でよく使う約分を5年生で習うときに、「約分と倍分」という形で倍分も一緒に習います。それなのにこの「倍分」という言葉はその後聞くことはあまりありません(「約分」の言葉はひんぱんに使うのに)。
このように名前をあまり呼んでもらえないマイナーな存在の倍分ですが、倍分することがカギとなる問題は結構、入試問題に出ています。たとえば次の問題。
なお、実際に小数第3位まで計算してみると順に、0.842…、0.833…、0.825…となります。論理力より計算力の方が自信があるということなら、それはそれですばらしいことなので、計算して比べるというのももちろんアリだと思います。