大問1の計算問題を間違えない方法(その11) | 受験算数はきょうもおもしろい

以前の記事の続きになります。

 

 

大問1では、分配法則を使えるように、同じ数字(または10倍とか0.1倍とかした数字)のかけ算が並べてあることが多いのですが、同じ数字がないときでも無理やり分配法則を使うことで計算がラクになる場合もあります。

たとえば次の問題。

 

177 × 416 + 178 × 283 + 179 × 301 = □

(鷗友学園女子中2020第2回)

 

 

 

177 × 416 + 178 × 283 + 179 × 301 = □

右矢印 3ケタ×3ケタのかけ算を3回もやるのは大変。177、178、179が近い数字なので、「177×」でまとめるとラクに計算できそうだと方針を立てる。

 

  最初の177×416はそのまま使う

  178×283=(177+1)×283=177×283+283

  179×301=(177+2)×301=177×301+602

 

分配法則を使ってこの3つをまとめると

  177×(416+283+301)+283+602=177×1000+885=177885 完了