以前の記事の続きになります。
大問1では、分配法則を使えるように、同じ数字(または10倍とか0.1倍とかした数字)のかけ算が並べてあることが多いのですが、同じ数字がないときでも無理やり分配法則を使うことで計算がラクになる場合もあります。
たとえば次の問題。
177 × 416 + 178 × 283 + 179 × 301 = □
(鷗友学園女子中2020第2回)
177 × 416 + 178 × 283 + 179 × 301 = □
3ケタ×3ケタのかけ算を3回もやるのは大変。177、178、179が近い数字なので、「177×」でまとめるとラクに計算できそうだと方針を立てる。
最初の177×416はそのまま使う
178×283=(177+1)×283=177×283+283
179×301=(177+2)×301=177×301+602
分配法則を使ってこの3つをまとめると
177×(416+283+301)+283+602=177×1000+885=177885