4年生の夏は一に算数、二に算数、三に算数。
後期に学習する躓き単元「割合」に向けた助走期間として、下記の点に意識した勉強をしていきたい。
✅小数・分数の計算と変換を徹底的に練習する
✅小数・分数とはをもう一度腹落ちさせる
✅余力があれば、予シリ上12回〜14回、16〜17回の見直しを
算数は他の科目以上に積み上げの科目。小数・分数が分からないと、割合が分からなくなり、割合が分からなくなると、食塩水・売買損益が分からなくなり、割合が分からなくなると、比が分からなくなる。
4年生や5年生の夏休み等の長期休みの賢い使い方は、今後待ってる躓きポイントにつながる単元を今一度整理することに使う。
割合につまずくお子さんに共通する特徴は、小数・分数の計算処理の遅さと小数・分数を計算問題として捉えすぎて、そもそも小数・分数とはという概念が抜け落ちていること。
0.01を見たら、1/100。
0.036を見たら、36/1000。
1.25を見たら、125/100。
この処理を素早く出来るようにすることと、
小数×分数などの計算において、小数に合わせれば良いのか分数に合わせれば良いのかを意図を持って選択できるようにしたい。
また、小数や分数の概念についてもおさえておきたい。苦手なお子さんは、前期に習った数直線が有効。数字(抽象概念)で理解できなかったら、図(具体)に落とし込むのが基本。
0.01とは何か。0.1とは何か。前期に出てきた数直線は全体を1と置いている意味で、割合そのものの考え方。意外と0.01ってどういう数字かを説明できる子は少ないので、確認をしておきたい。
これを最優先に、等差数列や約数・倍数など、これからしばらくご無沙汰になるが、いずれ必要になる単元を復習しておければベターです。