得意楽器はボキャブラリー -32ページ目

人と街

今日は自分のモチベーションもイマイチで
やることなすことうまくいかず
「泣きっ面に蜂」的な一日になりそうだった。

奥沢にいい物件が出て内見にいくことになっていたのだけど
うっかりミスのせいで遅刻すること約1時間。
乗り継ぎが悪くて自由が丘で降りたら結構な雨。
制限時間ギリギリなので濡れながら走り出したのだけど
また勘違いで反対の方向へ。

さっきあと5分で着くからと言ったけれど
どうしたって間に合いそうにない。

道端の警備員に道を尋ねると
「この辺のものじゃないからわからないんです」と。

絶望的な気持ちになったとき
ちょうど通りかかった見知らぬオジサンが
振り返って言った。

「乗せてってやるよ」

東京でこんな人情に触れることは多くない。
一瞬どう答えていいのか分からなくなるが
オジサンの笑顔を見て甘えることにした。

「全然反対の方向だもん。大変だなあと思って」
地元の人にしか分からないような
路地をすいすい走りながら陽気に話すオジサン。

なんだか、オレの運もまだまだ捨てたもんじゃないなと思った。


あなたの住む街が気に入りそうです。

越してくることになったら、よろしくお願いします。

また会えるかな。ステキな笑顔のオジサンに。


ペタしてね

女房に昔の彼女の写真を見られたような飲み会

「女房に昔の彼女の写真を見つかって、『あんた、こんな人が好きだったの?』と言われたような飲み会」に行ってきた。

だって、プログラムにそう書いてあったんだ。



昨日、僕はロクに会の趣旨も知らず
誘われるがままに、面白そうだと思って会に参加した。

僕にヒットしたキーワードは「寿司屋」「秘蔵の酒」であった。
もちろん、それに間違いはないのだが
ちょっとした誤解があったのだ。

この会の正しい趣旨は
某酒店の倉庫にずっと眠っていた大昔の大吟醸酒を集め
某寿司店の大将がそのひとつひとつの個性に合わせて
色とりどりの料理を用意するという会であった。

プログラムに書かれた趣旨のとおり
「昔は美人だったんだろうなあ」と思うような酒のオンパレードであるが
何分、女盛りをとっくに過ぎている。
しかもほとんどが生酒なので、いわゆる「生老ね香」が酷い。
電車の中によくいる香水プンプンのオバチャンである。


いくら大将があの手この手で頑張ってみても
こういう酒を蘇らせることは不可能である。

大将の奮闘に応えるべく、みんなも温度を上げたり下げたり
なんとか酒のよいところを探そうと必死になっている。
さながら我慢大会の様相である。

我々(先輩と僕)は、「根性なし」「裏切り者」と罵られながら
さっさと脱落し、新しい酒(とっても2年前のだが)をひたすら飲んでいた。

ちなみに昨日、我々が飲んだのは
「竹鶴 純米大吟醸 山田錦 無濾過原酒 18BY」である。
これは僕が今年飲んだ酒で2番目に高い。
9,450円也。

こんないい酒があれば
さすがに香水プンプンのオバチャンはいただけないのである。 


しかしそれにしてもここの大将の感覚は凄い。
酢飯で食べるスープカレーはウマかったな。

近いうちにまた、今度は平常営業のときに訪れたいものだ。








雨男

最近は思うように飲みにいけないのだけど
飲みに行く日に限って雨が降るのはどういう試練なのだ。


今日は、定休日の某寿司屋さんに
秘蔵の酒を抱えて突撃する日である。


楽しみは楽しみなのだが
明朝は、生きる希望を失っているに違いない。
「はらたいらに全部」なみに堅いのである。