あぁ、今まで
寂しさにかまけて
安っぽい恋に時間を使ってきたな。

人肌恋しくて
心の穴を埋めたくて
寄りかかりたくて

そんなことのために
誰かを利用してきたな。

安っぽい恋を恋として
拾ってきたな。

知らなかったんだ。
そういうものだと、
思い込んでたんだ。

でも、違ったんだ。
君に会うまで。


身も心もどうでも良くなってしまうんだね。

今日も明日も手放しに
捧げたって、なんの後悔もないさ。

君が笑っていてくれるならば
自分のことなんて
どうでもいいんだ。
どうでもいいんだ。

なにを手放したっていいさ。
醜くかったっていいさ。

知らなかったよ。
君に会うまで。
全てを誰かに捧げたい想い。

君の耳には僕の耳を
君の傷には薬を
君の痛みにはその上の痛みを僕に

こんな想い。


君の瞬きひとつさえも
愛おしいといえる

こんな想い。



わたしはあなたを知らない。

文字や声や表情でしか知らない。

あなたの本性を手探りで

弄るよ。


そこには、不安もつきまとって

恐くもなる。


でも、カラダがいう事を聞かないのです。

いくら、恐くても不安でも

あなたに立ち向かえ、と。




恋愛詩恋愛ポエム:Juicyなたわごと-__.JPG

カラスだって家に帰る夕どき。

わたしはこの時間から
どこに行けばいいのか、
帰る場所を見失う。

あの頃のキミは確か

薄汚れたおびえたネコのようで

あの時の青さは

今思えば 強力な武器でした。

いつの頃から その青さは

“カッコ悪いモノ”になって

うまくやる術を身につけては

二度と取り戻せないものになってしまいました。


あの頃のキミは

なぜか とてももろくて

掌に乗せたら 溶けて消えてしまいそうでした。

その危うさが そのはかなさが

それはそれは大変な魅力だったのです。


何も満たされないことでだけが原動力のようでした。

それを知らずに満たされる術を手に入れては

もう二度と取り戻せないものになってしまいました。


もの憂げで 孤独で 寂しげで
青く 白く それでも輝く光を 握りしめているようで


あの頃のキミ

それは まるで 蜃気楼 幻 

それは まるで 瞼に焼き付いた キミの影


何かを変えるとき
心が動くとき

熱量を発していて

今の私の熱量はほぼ
あなたのために使われている。

息を吸うことでさえも。

この目で耳で肌で
あなたを知ろうと
熱を消費していつのです。

それなのに、それなのに
心は熱く またあなたに
火照らされてしまうのです。





ここで僕が
グミじゃなくピラフを選んでいるということは

僕はまだ生きようとしていて

僕の侘しさや悲しみや寂しさなんか
まだまだ それに値しないということだ。


君の奏でる歌を声を
真っ暗闇で浴びたらさ

まだ着ていない
買ったばかりのTシャツが
見つからない事なんて
どうでもよくなってきた


それでも君が
足りないというのなら

わたしのこの耳を目を口を
引きちぎってでも
あなたに与えよう

奥行きのない、君の景色に
切なさを感じるのなら

君に気づかれることがなく
私のカラダを使ってくれてもいい。

どうか、あの人を暗い闇につれていかないで
どうか、あの人の夜に深い影を落とさないで
どうか、月よ、彼を照らしていて。
どうか、彼を見放さないで。

でも、
今のあなたの苦しみや
今までのあなたの苦しみがあるからこそ

今のあなたがあって

これで良かったといつか
あなたが思えるのなら

どうか、どうか、
このカラダが灰になるまで
ただひたすらに、愛させて欲しい。

これで良かったと思える日に
どうか、隣にいさせてほしい。

ただ、ひたすらに
ただ、ひたすらに

ぼんやり月を眺めて
人知れず願っている。







私は心が乾くと当たり前の顔をして
実家に帰るのだけれど

変化が多い現代の中で
ぽっかりと空いたココロの穴が
普遍で満たされるからなんだろう。

あぁ、母よ、ネコよ
どうか
私からいなくならないでおくれ。



恋愛詩恋愛ポエム:Juicyなたわごと


それがたとえ、ニセモノだったとしても

これしか知らない私には

どこをどう切り取っても

ホンモノだ。