あぁ、今まで
寂しさにかまけて
安っぽい恋に時間を使ってきたな。

人肌恋しくて
心の穴を埋めたくて
寄りかかりたくて

そんなことのために
誰かを利用してきたな。

安っぽい恋を恋として
拾ってきたな。

知らなかったんだ。
そういうものだと、
思い込んでたんだ。

でも、違ったんだ。
君に会うまで。


身も心もどうでも良くなってしまうんだね。

今日も明日も手放しに
捧げたって、なんの後悔もないさ。

君が笑っていてくれるならば
自分のことなんて
どうでもいいんだ。
どうでもいいんだ。

なにを手放したっていいさ。
醜くかったっていいさ。

知らなかったよ。
君に会うまで。
全てを誰かに捧げたい想い。

君の耳には僕の耳を
君の傷には薬を
君の痛みにはその上の痛みを僕に

こんな想い。


君の瞬きひとつさえも
愛おしいといえる

こんな想い。