小森です。
暑い日が続きますが、元気にお過ごしですか?
暑さでバテることがないように、しっかり食事でリカバリーしていきたいですね。
肉や魚ももちろん良いですが、元気が出る夏野菜で定番なのが ピーマン
焼いたり煮たり炒めたり、生食でもレパートリー豊富に楽しめますね。
ピーマンは今では一年中手に入りますが、旬は6~9月頃が一般的。
夏の太陽をたっぷりと浴び、カロチンやビタミンなど多くの栄養素を含んでいるので、積極的に食べていきたい夏野菜のひとつ。
ピーマンはトウガラシの仲間で、トウガラシをフランス語でピマン(Piment)というところが由来で、日本語での「ピーマン」になったようです。
日本へは16世紀末にポルトガルから伝わったそうですが、当時は全く人気がなく、本格的にピーマンの栽培がはじまったのは明治時代に入ってからです。
それでもその苦い味のせいか人気がなく、普及したのは戦後になってから。
最近はピーマンも次々と改良されて、苦みや青臭さが少ないピーマンが増えてきましたね。
でも、その苦味や青臭さのもとになっている成分のピラジンは、血液をサラサラにしてくれることで高血圧予防・心筋梗塞予防・夏の冷え性対策にも効果があり、美肌や育毛効果もあることで注目されている成分です。
その ピラジンは、実はピーマンのワタの部分に多く詰まっています。
ワタの部分はついつい捨ててしまいがちですが、主に食べているピーマンの皮部分とは比べ物にならないくらい栄養満点なので、ぜひワタも一緒に食べるようにしましょう。
またピーマンはビタミン類を多く含んでいますが、特にその中でも多いのがビタミンC
特にピーマンのビタミンCはレモンの2倍といわれていて、美白・美肌効果や夏風邪予防に活躍してくれます。
通常ビタミンCは加熱に弱いのですが、ピーマンは組織がしっかりしているのでピーマンに含まれるビタミンCは、焼いても炒めてもしっかり保たれたままで加熱に強いため調理法も選ばないのが嬉しいところ。
またピーマンにはカプサイシンも多く、消化不良、食欲増進に効果があり、嘔吐・下痢・便秘を止める整腸作用があります。
不溶性食物繊維を多く含んでいるので、さらにお腹の調子を整えて便秘を防いでくれます。
野菜には珍しく、ピーマンにはビタミンEも多く含まれています。
このビタミンEがビタミンCと一緒に活躍して、活性酸素をやっつけたり老化防止に役立ってくれます。
クロロフィルという緑の色素が多いので、ピーマンの色といえば緑色ですが、そのため緑色のピーマンは未成熟のピーマンといわれています。
ピーマンが成長して熟成すると実は赤色になり、苦みも消えて甘くなります。
実は赤ピーマンの方が栄養が豊富で、ビタミンA、B1、B2、B6、C、E、葉酸、β-カロテンの量は赤ピーマンの方が多く、含有量がほぼ2倍です。
ただ赤ピーマンに完熟させるには、とても手間がかかるようで、あまり出回っていないようです。
最近ではオレンジや黄色のカラフルなパプリカもよく売られていますね。
「ピーマン」も「パプリカ」も、ナス科のトウガラシ属の植物です。
パプリカは、子供でも食べやすく、ビタミンCやカロテンの含有量は、ピーマンの2倍以上
ビタミンEは、なんと5倍も含まれています。
何色にしようか迷ったときは、栄養価の一番高い赤パプリカがおすすめです。
赤パプリカは、ビタミンB群やC、葉酸やβ-カロチンが多い上に、赤い色素成分のカプサイシンは、トマトなどに含まれるリコピンより抗酸化作用があって、活性酸素から細胞を守り、強い抗がん作用もあります。
夏バテや美容にも効果的なピーマンやパプリカを彩りよく取り入れて猛暑を乗り越えましょう!
次回の食養生は、9月1日にアップします
それではまた!
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