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【注目】
20世紀末から、太陽系外惑星がぞくぞくとみつかるようになった。
それは、太陽系以外の恒星系で、その恒星の周りを廻る惑星である。
多くは、ドップラー法により発見された。
惑星が恒星の周りを周回するときに恒星がふらつく。
そのふらつきを観測することで惑星の有無と大きさがわかる。
あるとき、獅子座イプシロン星を周回する惑星が見つかった。
環境の温度を測定したところ、平均気温は、地球のように水の氷点温度より少し高いことが判明した。
そしてスペクトル解析により、大気があることも分かった。
生物が存在するのではないか、しかも知的な生物がいるのではと期待が高まった。
そこで全世界の電波望遠鏡がこの惑星に向けられた。
もしAM変調された電波でもあれば、地球と同等以上の文明を持つ可能性がある。
その試みは、一年ほど続いた。
地上のみならず、衛星に乗せた電波望遠鏡も何台も軌道上に送られた。
しかし何の成果もなかった。
ある心理学者が提案をした。
天文学に関してはアマチュアの愛好家である。
これは、あの方法をつかったら気が付いてもらえるかも。
さっそく、インターネットで提案し徐々に大きな賛同を得た。
半年後にその提案は認められ、電波望遠鏡を乗せた衛星の軌道が変更された。
そして、2週間後驚くべきことが起きた。
先方から連絡があったのである。
「地球のみなさま、わたしに注目してくれてありがとうね。
銀河連邦主催のミスコンにはぜひとも一票を入れてね。」
心理学者は、にんまりとした。
やはりそうだったか。
望遠鏡を積んだ衛星を2本並べる。
相手側からは、自分が注目されていると視線を感じるわけだ。
そしてこちらにも働きかけがあるだろう。
ちょうど、ヒトが他人の視線を感じるように。
でも、一つ誤算があったな。
惑星だと思っていたのが惑星状生物で、しかもミスコンにエントリーしていたとは!
(了)
【2015年11月記】
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