今年のゴールデンウィークは、実家に帰省して庭木の手入れをしました。
きっかけは、3月に帰省したときに「これはちょっと手を入れた方がいいかも」と気になった樹木がいくつかあったことです。
今回剪定したのはかなりの種類で、
ビワ、ツバキ、サザンカ、サクラ、ツツジ、サツキ、スギ、ヒノキ、キンモクセイ、カキノキ、ヒイラギ、キンカン、ナツミカン、ゲッケイジュ、ナンテン、アオキ、クワ
と、庭全体にわたる作業になりました。
これまでは父が手入れをしたり、あるいは伯母がシルバー人材センターに依頼していたそうです。
ただ、父も高齢になってきて自分での作業が難しくなり、さらにシルバー人材も人手不足で「予約が1年待ち」という状況だと聞きました。
そこで今回、思い切って夫と私でやってみることにしました。
(図1:ツバキの剪定)
初めての本格的な庭木剪定
これだけ多種類の庭木を一度に剪定するのは初めてで、正直かなり勉強になりました。
今回は準備として、電動のコードレスチェーンソー、電動剪定バサミ、ガーデンシュレッダーも新しく購入しました。
道具の力も借りながら、「切り方ひとつで木の姿が変わる」ということを実感する作業でした。
作業前には本やYouTubeでかなり予習もしました。特に役に立ったのがこちらの本です。
庭木の自然風剪定(農文協・岸峰正樹著)
この本はとても実践的でわかりやすく、手書きのイラストが特に秀逸でした。
剪定の考え方が視覚的に理解でき、イメージが掴みやすい内容です。
著者の峰岸正樹さんは庭師としての経験が長く、その経験に基づいた“現場感”のある説明が魅力です。単なる技術書というより、「どう剪定したいか」という著者の考え方や好みも書かれていて、読み物としても面白く感じました。
(図2:サザンカの剪定)
(図3:ツツジの剪定)
やってみてわかったこと
実際に大きな樹木をまとめて剪定してみると、知識だけでは分からないことがたくさんあります。
・枝の重なり方
・日当たりの変化
・切った後の全体バランス
・思った以上に出る枝葉の量
など、現場でしか気づけないことばかりでした。
今回の経験で、「庭木の手入れは単なる作業ではなく、庭全体のデザインなんだな」と改めて感じました。
GWの数日間でしたが、とても濃い学びの時間になりました。
また季節ごとに様子を見ながら、少しずつ整えていきたいと思います。
(図4〜6:癒しの風景。池のスイレン)
池の半分にスイレンが生い茂っています。
日陰部分は有名な絵画「ジョン・エヴァレット・ミレイの『オフィーリア』」を彷彿とさせます。
これです。ミレイ「オフィーリア」↓
(図7:富士山がよく見えました。サクラの腐朽枝を除去している様子)
(図8:ドライブ中に富士山が見えてくるとテンション上がりますね!)
(図9:「庭木の自然風剪定」峰岸正樹/農文教)
58ページより
2~3年放任した枝先の小透かし
136ページより
「私の好きなウメは、枯れそうで枯れない、、、
ワビのある木です」
33ページより
自然風剪定の手順
95ページより
放任すると自然樹形に戻ろうとする庭木
庭木の手入れと、土地の境界を知るということ
今回のゴールデンウィークは、実家に帰省して庭木の手入れをしながら、もうひとつ大きな学びがありました。
それは「この土地の境界がどこで、どこからが誰の持ち分なのか」ということを、実際の現場で教わったことです。
作業をしながら、このあたりまでは叔父の土地、ここから先は叔母の土地、といった話を聞く機会があり、普段はあまり意識していなかった土地の区切りを、具体的に理解することができました。
庭木の管理をしていると、枝が越境していたり、気づかないうちに隣地との関係が曖昧になっている部分も出てきます。今回のように実際に手を動かしながら説明を受けることで、ようやく全体像がつながった感覚がありました。
それにしても、長年にわたって放任気味になっていた樹木も多く、庭全体としてはかなり手入れが必要な状態でした。だからこそ、少しずつ整えていく必要性も強く感じました。
将来的には、この土地全体をまとめて管理できるようになれたらいいな、そんなことも自然と思うようになりました。
庭木の剪定という作業を通して、単に木を整えるだけではなく、土地の成り立ちや人の関係性まで見えてくるのが印象的でした。







































































































