Rwanda滞在記 ジェノサイドメモリアル訪問① | Daraja -from Kenya-

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Facebookに投稿したまま、アメブロに投稿できてなかったことに1年たって気づきました。

コピペになりますが、ルワンダ記録です。

 

◎ジェノサイドメモリアルについて①◎

とりあえずメモとして訪問したところの様子。

 

到着当日は、キガリ市内にある"キガリメモリアルセンター"へ。


私のルワンダ渡航の目的はジェノサイドに関する場所を訪れることでした。
1994年四月から約三ヶ月に渡り起きたフツ族によるツチ族の虐殺。おおよそ100万人以上が虐殺されました。

これにはヨーロッパ諸国の植民地政策が大いに荷担しているといわれています。

そして、映画"ホテルルワンダ"等でご存知の方も沢山いらっしゃると思います。

メモリアルセンターでは、初めにジェノサイドに関する映像を見せてもらってから展示場へ移ります。
ジェノサイドが始まる前~ジェノサイド後まで、かなりしっかりとした展示で所々で虐殺から生き残った方々の証言VTRなどがあります。


中でも、私が一番息を呑んだのは、犠牲者の方々の生前に撮られたおびただしい数の写真が展示されているところでした。ジェノサイドが起こるなんて想像すらしていなかった穏やかな日常が垣間見え、心に重りのようなものがずっしりと沈みました。


Kids roomという部屋には亡くなった子供達の写真と共に、生前に好きだったことやたべもの、殺された理由なども書かれていました。どれだけ怖かっただろう。

 

展示されていた絵等

 

二日目はキガリ市内からバスで40分ほどにあるニャマタという街へ。そこからバイタクで10分の場所にあるンタラマ教会へ。


教会の周りは緑豊かなとても静なところでした。沢山の芝生が生い茂る中に明らかに境界線があり、芝生の種類が異なっていました。境界線より奥には全て犠牲となった人々の遺体が埋まっているとのこと。
教会の中を見せて貰うと、外から襲撃された時に壊された壁や、子供達が打ち付けられて壁に残った血痕、血のついた洋服やテキストが保管されていた。沢山の頭蓋骨には一部が欠けているものや、大きくヒビの入っているものがあった。
バイタクの子が、教会の下の方にある新しい家は、ジェノサイドで家を失った人のために政府が建てたものだと、教えてくれました。


そして、もう一つの"ニャマタメモリアルセンター"
ここも受付の方が色々と案内してくれました。
センターのトタン屋根には襲撃された時の無数の銃痕。
中にはいると無数のベンチの上に雑然と積み重ねられた犠牲者の方の衣服。別の場所には半地下になっているところに犠牲者の方の頭蓋骨や骨、棺桶が積み重ねられていました。やっぱり一瞬入るのに足がすくむほど、空気が違いました。


そして外の墓地には、ツチ族をかくまった為に殺された外国の方のお墓もありました。

 

つづく