9月21-23日の連休は体調不良であった。21日は一日寝込んでいた。せっかくの休みに・・・。原因は次の通りである。
20日、韓国の船会社の崔社長と食事であった。彼とは7月のソウル訪問訪問の際、取引先の韓国住金物産の担当者と一緒に飲んだ。これ以来である。
彼は韓国が秋夕の休みにも係らず、18日から来日して、連日赤坂で日本の取引先と会食していた。私は20日に崔社長と「築地河岸頭」で食事をしてから、私が希望する銀座ではなく、彼が連日行っている赤坂に連れていかれた・・・というより、食事の時から韓国人ホステスが来ていて、他に行くと強引には断れなかったのである。
赤坂の韓国クラブといえば、5月にも来日中の崔社長と行った。この時が多分3年ぶり。5年ぐらい前は、三井物産の友人とよく来ていた。彼は今はロンドン駐在なので、その後は、今年5月に崔社長と来るまで、ほとんど来ていなかった。
今年2回赤坂に来て感じたが、かなり寂れているとは聞いていたが・・・まさにその通りであった。5年前までは、毎週1回は赤坂で飲んでいた。
赤坂の韓国人クラブは現在は、客単価も下がり、高級店でも2名=7万円(ボルト1本込)、3名=9万円(ボトル1本込)になっている。「アップル」というOpenして、4週間の店にいった。新規の店はまとまりが悪いため、通常は行かないが、今回は接待させる側なので、仕方がない。でも金曜日なので混んでいた。
5月は「J」という違う店に行った。アップルで、ホステスに儲かっているかと聞くと、ほとんどの韓国人ホステスは「赤字です」と答える。日本にきても、飲み屋で儲けることができなくなっているという。
5年前までは、売れっ子は数年働くと家が韓国に買えたが、税務署も納税についても厳しくなり、また円高の時でも、韓国の景気が良くて、円を飲み屋で稼いでも、あまりメリットがなくなっていた。稼げなくても、韓国に帰って、働くあてがある訳ではなく、帰国もできなくなっている。
私は、日韓両国の韓国クラブによく行っていた上に、接待で赤坂クラブを利用している取引先を知っているので、現在の韓国クラブの問題は良く分かる。おおよそ次の通りだ。
①韓国で売れなくなった年増のホステスがくること。②若い(22-25歳)のが来ても、見た目に分かる整形の上に、日本語ができないこと。➂悪い酒を使うこと。④次々と店を渡り歩くうちに、性格が破たんしてしまうホステスがいること。(赤字に関係あり)
先週私が21日一日寝た原因は、悪い酒である。飲む前に韓国にいる時と同様に、ボトルチャックをしたが、既に空いているボトルが最初に来たので、何が入っているか分からなかった。
店のコーナーにおいてある封の空いていないものは本物のような感じがしたが、巧妙に偽物をつくる会社があるので分からない。つまり、儲けのためにボトルを入れ替えて、巧妙に封をしているのだ。
酒については、安酒や不純物が入っていると、すぐに体が反応するので、今回も偽酒を使われたと考えている。韓国では余程気をつけないと、ほとんどが偽酒である。その影響が日本の赤坂でも出ている。酒は悪いものを飲むと悪酔いする。また翌日どころか、数日残る。10年ぐらい前に、カラオケで安いワインを飲んだ時以来の衰弱であった。
しかし、このようなことをすれば、いずれ店が廃れることを韓国人の経営者やママは気が付かないでいる。それよりも、日本人はほどんど来ていないようであった。Openして1ケ月程度ということもあるが、日本語が話せないホステスを多数集め、偽物の酒を飲ましているのでは、この店も長くない。
90年代は日本人が、よく韓国クラブを利用した。理由は、酒は飲まされるが、体に触れるし、若い子もオヤジを嫌がらない。そのため繁盛して店を増やしていった。2000年に入って、韓国の駐在員が増えることによって、来日した韓国人相手の商売をする店が増えていった。そのため日本語は話せなくても困らないのである。
しかし、韓国の大財閥サムソンやLG等は、日韓の韓国人社員同士で、会社の金で、接待をすることは禁止されている。韓国クラブに飲みに来たスクラップ屋の韓国人も近年は倒産や破産して逃亡している。
まあ韓国でならよいが、言葉も話せず、日本でも偽酒を出しているようでは、長くは続かない。景気が少しよくなった日本は銀座等もお客が戻ってきている。しかし、顔も酒もまがい物では、そのうち赤坂のクラブ街自体が、日本からなくなっていくであろう。
それにしても、今回の酒は悪いモノだったようだ。気をつけないと健康を害してしまう。