アーリントン国立墓地の衛兵交代式 | 戦車兵のブログ

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どこの国でも戦没者を慰霊する墓地なり戦没者墓苑なりがある。

 

そこには必ず衛兵が24時間勤務で立哨するものだが、日本の国立戦没者墓苑である千鳥ケ淵戦没者墓苑には衛兵はいない。

 

靖国神社にも衛兵はいない・・・・・。

 

アーリントン国立墓地(Arlington National Cemetery)は、米国の首都ワシントンD.C.からポトマック川を渡ってすぐのバージニア州アーリントンにあるアメリカ合衆国の国立墓地および、戦没者慰霊施設である。

 

そのアーリントン国立墓地を1948年4月6日以降、アメリカ陸軍第3歩兵連隊 「ザ・オールド・ガード」が警備に当たっている。

 

 

アメリカ陸軍第3歩兵連隊 「ザ・オールド・ガード」と言えば、私は真っ先に映画「友よ風に抱かれて」を思い出す。

 

友よ、風に抱かれて』(Gardens of Stone)は、1987年公開のアメリカ映画。

 

 

 

 

ベトナム戦争を憂う老軍人、戦場での活躍を望む若者、その家族の悲しみを描く。

 

原題の“石の庭”とは、アメリカ軍人が葬られるバージニア州のアーリントン国立墓地のことを指す。

 

 

バージニア州にあるアーリントン国立墓地は、全米最大の国立墓地である。

 

そこには、軍人、宇宙飛行士、探検家など、功労を立てた米国民が特別な栄誉と共に埋葬されている。

 

ジョン・F・ケネディ大統領の墓がワシントンDCを見渡す場所にあり、墓の前には永遠の炎が燃えている。

 

 

 

メモリアル・デーの前の金曜日早朝に、米国陸軍第3歩兵連隊の兵士たちが、墓石の列に沿って歩き、それぞれひとつの墓石の前で立ち止まり、敬礼をして、持っている国旗の束の中から1本を抜いて墓の前の地面に立てる。

 

この兵士たちは、「オールド・ガード」と呼ばれる特別な連隊の一員として、これまでに従軍し戦死した20万人以上の兵士たちの墓に国旗を捧げることを名誉としている。

 

 

連隊のある兵士は、「ここに眠る人たちはそれぞれの任務を果たしました。今度は私が自分の任務を果たす番です」と言う。

 

 

 

モリアル・デーには、米国大統領または副大統領が演説を行い、無名戦士の墓に花輪を捧げる。

 

そして、米軍兵士たちがライフルで弔砲を放つ。

 

アーリントンの他の墓には、退役軍人や家族が訪れ、それぞれ花輪や祈りを捧げる。