C130R輸送機 海自の空輸支えるベテラン機の弱点とは… | 戦車兵のブログ

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軍用機に乗る時は生理現象は我慢なのは基本だよね。


乗る前にトイレは済ますのが常識だよ。


以下産経ニュースより転載






 厚木基地(神奈川県)から硫黄島(東京都小笠原村)に向かう海上自衛隊の輸送機「C130R」に搭乗する際、自衛官から「トイレはなるべく我慢してくださいね。特に大きい方は…」と注意を受けた。


不思議に思いながらも承諾したが、残念ながら生理現象だけはコントロールできない。





 出発から約2時間。恐縮しながらも尿意が限界であることを自衛官に伝えると、機体後方の側面に備え付けられた簡易トイレの前に連れて行かれた。間仕切りもなく、すぐ近くいる他の搭乗者から丸見えだった。


 どうすればよいのか分からずに戸惑っていると、自衛官が手際よくトイレの周囲にカーテンを引いてくれた。


つつがなく用をたせてホッとしたのと同時に、搭乗前の自衛官の発言の意味が理解できた。


もしこれが「大きい方」だったら機内はどうなっていたか…。



 自衛官は「この機は輸送力に優れているんですが、これ(トイレ)が欠点です」と笑って許してくれた。



 C130Rが厚木基地に配備されたのは昨年12月のことだ。



現在は4機を運用しており、近く6機体制を目指す。





 海自はもともと主力輸送機として民間機を転用した「YS11」を運用していた。


しかし、東日本大震災のときの救援活動で飛行時間が急増。導入から50年近くがたち老朽化が進んでいたこともあり、運用停止の時期が早まった。その後継機として選定されたのがC130Rだ。



 配備こそ昨年末だが、機体は新しくない。C130Rは米海軍が保管する空中給油機「KC130R」を輸送機として再利用した機種で、いわば中古の再生機だ。



乗っているとエンジン音は大きく、座席や照明などの設備もかなり年季が入っている。



 とはいえ、肝心の輸送力は折り紙付きだ。有効積載量は約20トンで、人員なら92人の輸送が可能とされる。


機体後部のドアが大きく開くため、迅速に物資が搬出入できるメリットがある。


中古のため廉価で調達できることも魅力といえる。


 すでに航空自衛隊は「C130H」として導入しており、自衛隊が平成20年12月まで参加したイラクの人道復興支援では、クウェートを拠点にイラクの首都バグダッドなどに国連や多国籍軍の人員・物資を輸送する活動に従事した。



ロケット弾が飛び交う過酷な状況下で、輸送実績は821回、輸送物資は約670トンに上った。






 C130Hが中東の地を離れる際、米中央軍のペトレイアス司令官(当時)は「自衛隊の活動がイラクの治安安定に貢献した」と称賛した。



 海自も災害時の人員・物資輸送の手段として期待を寄せる。


有事のときは、前線への補給などを担うことも想定されている。


海自が課題の一つとしている航空輸送力をカバーする機種としては、機能、実績ともに申し分ない輸送機といえる。トイレの不便さはご愛きょうだ。


(政治部 石鍋圭)


(産経ニュース)



C130R輸送機は乗ったことないな。


予備自衛官の訓練でも輸送機に乗って転地訓練に行ったりしたけれどね。


今は硫黄島へはC130R輸送機が定期便なのかな?


今日は意図せずに硫黄島の話題ばかりになったね。