20220718手話で楽しむ能狂言鑑賞会 ありがとうございました! | 社会福祉法人トット基金日本ろう者劇団

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1980年設立。おかげさまで2020年4月に創立40周年となります。
江副悟史代表のもと、ろう者18名、聴者1名で活動しています。
手話狂言、視覚演劇、ムーブメントシアター、手話教室、視覚ワークショップ等...
東京都品川区のトット文化館を拠点に活動を展開しています

20220718

昨日7月18日(月・祝)、喜多能楽堂に於きまして「第6回手話で楽しむ能狂言鑑賞会」を無事終えることができました。

ご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。楽しんでいただけましたでしょうか。

感染者数が増加しているため予約のキャンセルがあると聞いていたので心配しておりましたが、見所(観客席)にたくさんのお客様がいらしたので、出演者一同大変嬉しく思いました。

今回の手話狂言は「成上り」、視覚的にも分かり易い作品です。

怒られたくないので、とんでもない言い訳をする太郎冠者と主人との会話。

すっぱ(盗人)を捕らえるために縄を持って来いと主人に言われて、縄を綯(な)い始める太郎冠者。

「え~?そこから?!」とツッコミをいれたくなりますよね。

コロナ禍の為、大きな笑い声や笑顔をなかなか感じることができないのが本当に残念です。

続いて能「土蜘蛛」、能楽師の皆さんご自身で手話を型のように取り入れて演じられました。

さすがに皆さん動きが美しい。

お能の台詞を言い、謡(うた)いながら未知の言語を表すとは!大変なご苦労があったと思います。

アイ狂言では三宅近成先生が見事な手話表現で演じられました。

私たちの先輩が初めて手話狂言に挑んだ時に今ほどの完成度を想像できたでしょうか?(手前味噌ですみません)

能楽と手話の融合がこれからもっともっと進み、どう変化していくか楽しみでもあります。

お客様の感想、叱咤激励を糧にこれからも精進してまいります。

引き続き応援のほどよろしくお願いいたします☆