習慣にしてしまおう
筋トレも勉強も、少しずつでも地道に積み重ねることが重要。
それを1週間、2週間、3週間と続けることができれば、やがて習慣になり、始めるのにそれほどエネルギーがいらなくなります。そこまで到達するのは大変ですが、まずは一歩を踏み出すところから始めてください。
好きなゲームをしていたらあっという間に1時間経ってしまった、という経験がある人は、集中するのに必要な最低限の力は持っていることになります。
集中できないのは、本人が悪いのではなく、集中するためのテクニックを知らないからです。
ギリギリに帳尻を合わせる形で宿題をやると、「終わらせること」が目的となるので、内容が頭に入っているか怪しいです。いうまでもありませんが、宿題の目的は「終わらせること」や「提出すること」ではなく、
「宿題の内容を理解して解けるようになること」です。
授業内容を忘れないうちに、宿題に取り組んだり計画的に進めたりするのと、提出直前に慌ててやってなんとか終わらせるのとでは、内容の定着度が天と地ほどの差が生まれてきます。
定期テストや模擬試験で点数が伸び悩んでいる子は、後者のタイプの子が多いですよ。
成績を上げるのはもちろんですが、勉強ができるようになることと同じくらい、人間的に成長できるのが塾だと考えます。
例えば、定期テストや入試に向けたスケジュールを自分で立てることで、成績を上げるために何が必要かを生徒自身が判断できるようになり、受け身ではなく主体的に行動できるようになります。
その際は当然、こちらでチェックして必要な軌道修正は行いますが。また、できなかった問題が解けるようになると、本人の自信につながります。小さな成功体験が積み重なることで、勉強面以外、例えばスポーツや生活面にも良い効果をもたらします。
性格が明るくなったり積極的になった生徒さんも、これまでたくさん見てきました。